季節の生きもの情報

ここでは、六呂師高原で見られる生物を中心に、旬の情報を不定期で発信しています。

ぜひご覧ください。

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春の開花速報!【4月28日号】(2016.4.28)

 

 

六呂師高原いきものマップ

 これからご紹介する花が咲いている場所はセンター本館の玄関ホールの「六呂師高原 いきものマップ」に掲示してあります。花探しの散策に出発される際、ぜひ本館にお立ち寄りいただき、場所をご確認ください。また、センター職員にもお気軽にお尋ねください。

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あなたのベストショットを発表しませんか?

 みなさんがセンター周辺で撮影された動植物や自然の写真を六呂師高原いきものマップやホームページ、フェイスブックなどで発表してみませんか。美しい花やかわいい動物を見つけた時の感動をいろいろな人に伝えましょう!

詳しくは、こちらのページをご覧ください。

 

今年の六呂師高原は雪が少なかったためか、例年に比べ早く春が過ぎていっているようです。

 

自然観察の森に位置する妻平湿原では、先週からミツガシワが花を開き始めました。

 

ミツガシワ群落(4/27撮影)
ミツガシワ群落(4/27撮影)

 

妻平湿原は福井県内では最大規模のミツガシワの群生地で、白い花が湿原を所狭しと埋め尽くす景色は六呂師高原の風物詩の一つです。

 

花をアップして見てみると、花弁にはふさふさの毛状の突起がついていてとてもおしゃれです。

 

ミツガシワの花(4/27)
ミツガシワの花(4/27)

上部にはまだまだたくさんつぼみがついており、ちょうどゴールデンウィークの頃には満開となりそうです。

 

ミツガシワは、西日本の低標高の暖かい湿地にも点在して分布しています。

しかしその分布の中心は北半球の寒冷地で、化石資料からは氷期に低地に分布が広がり、その後の温暖化で取り残された“遺存種”であることが明らかになっています。

妻平湿原でも氷期以降一万年近くここで花を咲かせてきたことになります。

妻平湿原は気候も比較的冷涼で水深も十分あるため居心地が良い環境だったのでしょう。

 

また、妻平湿原ではミズバショウサワオグルマもご覧いただけます。

 

ミズバショウ(4/23撮影)
ミズバショウ(4/23撮影)

妻平湿原のミズバショウは数こそ少ないですが、こんなに簡単に見られる湿原はそうはありません。

ミズバショウもミツガシワと同じく氷期の生き残りです。

 

サワオグルマ(4/26撮影)
サワオグルマ(4/26撮影)

この季節、白い花が多い湿原ではサワオグルマの鮮やかな黄色い花はよく目立ちます。

何輪も花が集まった姿を近づいて見てみると「ゴッホのひまわり」のようと言うと言い過ぎでしょうか。

 

もちろん花の見どころは妻平湿原だけではありません。

湿原の近くでは、イチリンソウニリンソウも競い合うように白い花を開き、見ごろとなっています。

イチリンソウ群生(4/27撮影)
イチリンソウ群生(4/27撮影)
ニリンソウ(4/23撮影)
ニリンソウ(4/23撮影)

 

イチリンソウは、その名の通り1株に大きな花を1輪咲かせます。

イチリンソウの花(4/27撮影)
イチリンソウの花(4/27撮影)

 

ではニリンソウはというと、必ずしも1株に2輪というわけではなく、3輪の花をつけることも多いです。

下の写真では開いた花とつぼみが1輪ずつついています。

 

ニリンソウの花(4/27撮影)
ニリンソウの花(4/27撮影)

ちなみにサンリンソウという植物も存在し、1~3輪の花を咲かせます。

 

なおニリンソウの若葉は食用にもなりますが、同じくキンポウゲ科で猛毒のトリカブトに酷似しており、混じって生えることも多いですので命を懸けてまで食べない方が良いでしょう。

 

春にしか見ることのできないこれらの花々に会いに、六呂師高原まで遊びに来てみませんか。

花が咲いている詳しい場所は、自然保護センター職員にお問い合わせください。

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