季節の生きもの情報

ここでは、六呂師高原で見られる生物を中心に、旬の情報を不定期で発信しています。

ぜひご覧ください。

バックナンバーはコチラ

妻平湿原を彩る瑠璃色と茜色のトンボたち(2017年8月29日号)

妻平湿原の南西側にある浅い池では、今、多くのトンボを見ることができます。

 

 

瑠璃色の斑紋が美しいオオルリボシヤンマ

一番大きく池全体の制空権を制圧しているのがオオルリボシヤンマ、
池に突き出た抽水植物を止まり場にしているのが、オオシオカラトンボとネキトンボ、
水面近くを低く飛んでいるのが、キイトトンボ、オオイトトンボ、モノサシトンボです。
その他、時々、ナツアカネやノシメトンボなどの赤とんぼも見られるようになってきました。

 

中でも今のお勧めは、オオルリボシヤンマとネキトンボです。

オオルリボシヤンマは、午前中であれば、かなりの高率で産卵行動を観察できます。
メスが単独で、ヒルムシロなどの水草に止まり、腹の先を水中の水草に当ててゴソゴソ。
腹の先にある針を水草の中に差し込んで産卵しているのです。

 

オオルリボシヤンマの産卵

その間、オスは上空を警戒しています。
侵入オスが来ると、メスを取られてはなるものかと追い払いを開始。
時には3匹のオスがメスを番う権利を得ようと、バトルを繰り広げています。
熱い子孫を残す戦いを垣間見ることができます。

 

オオルリボシヤンマ 産卵するメス(下)と上空を計画するオス(上)

続いてネキトンボは、夏の赤いトンボベスト3にランクインする赤いトンボです。
ショウジョウトンボやハッチョウトンボにも負けない渋く赤いトンボです。

 

連結するネキトンボ 上がオス、下がメス

ネキトンボは、アカトンボ属に分類される赤とんぼですが、
見られるのは9月中旬まで、本格的な赤とんぼの季節が来る頃には、見られなくなります。
今はちょうど、雌雄が連結して、メスが腹の先で水面を叩くようにアグレッシブな産卵行動が見られます。

 

産卵するネキトンボ 1
産卵するネキトンボ 2