12月の天文情報

1日

火星が地球に中接近(-1.8等)

4日

海王星が留

7日

大雪

8日

🌕満月/火星が衝

14日

22時頃、ふたご座流星群が極大(出現期間12月5日~19日)

16日

🌗下弦

22日

冬至/水星が東方最大離角

23日

🌑新月/こぐま座流星群が極大(出現期間12月18日~24日)

29日

水星が留

30日

🌓上弦

 

12月の星空散歩

 今年も残りわずかになりました。なにかと気ぜわしい年の暮れですが、時にはゆっくりと星空をながめてゆっくりするのも良いかもしれません。目を引くのは明るい冬の星座の中で赤く輝く火星の姿でしょう。

 皆さんは今年どんな星空に出会えたでしょうか。それぞれが良い思い出となって残っていることでしょう。年末に向けても火星の接近やふたご座流星群など思い出が増えそうな年の瀬です。クリスマスには地上にも星の飾りでいっぱいになります。

 来年はさらに素敵な年になりますように、星に願いたいと思います。

 

12月の惑星

水星・・・22日に東方最大離角となりますが、日の入り30分後の高度が10度もなくて、観察は難しいでしょう。

金星・・・日の入り直後の南西の低い位置にみえ始めます。明るさは、-3.9等になります。

火星・・・1日に地球に最接近、8日に衝となり、観察には最適です。日の入りの頃に東の空に昇り、真夜中に頭の上に見えます。明るさは-1.3~2.0等

木星・・・夕方の南から南西の空に見えています。明るさは、-2.6等~-2.4等。

土星・・・夕方の南西の空に見えます。明るさは、0.8~0.7等。

天王星・・・夕方の南の空に位置しています。

海王星・・・12月16日に東矩となり、夕方の南の空に位置しています。

 

見ごろな天体

 

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…火星 木星 土星 天王星 海王星

恒星アルマク(アンドロメダ座) 冬のダイヤモンド(カペラ、ポルックス、プロキオン、リゲル、シリウス、アルデバラン)

散開星団(若い星の集まり)…M45プレアデス星団(すばる:おうし座)

                   M36.37(ぎょしゃ座)

球状星団(年老いた星の集まり)…M2(みずがめ座)  M15(ペガスス座)

散光星雲(自ら光を放つか、恒星の光を反射して輝くガスの雲)…

M42 オリオン大星雲(オリオン座)

銀河31アンドロメダ大銀河(アンドロメダ座)M74渦巻銀河(うお座)

 

↑12月15日21:00南の空(クリックで拡大できます)

 

 

↑12月15日21:00北の空(クリックで拡大できます)