2月の天文情報

2月の天文情報

3日

節分

4日

立春

6日

🌕満月(2023年で最小の満月)

ネイティブアメリカンの伝わる呼び名では「スノームーン」

14日

🌗下弦

15日

金星と海王星が接近

17日

土星が合

19日

雨水

20日

🌑新月

22日

夕方、細い月と金星が接近

 

2月のトピック

C/2022 E3 ズィーティーエフ彗星が2日に地球にもっとも近づきます。5等前後の明るさと予想されているので、双眼鏡やカメラでとらえてみたいものです。冬は晴れ間が少ないのでチャンスは逃したくないです。が、その日は月あかりがあるので午前4時頃月が沈んでからが観測によいでしょう。2022年3月にパロマ―天文台の広視野サーベイ(ZTF)で発見されたズィーティーエフ彗星、冬の空に見えるぎょしゃ座の1等星カペラの近く、おうし座ヒアデス星団の横を通過し、その後オリオン座の盾にそって南下していきます。

2月の惑星

水 星・・・日の出前の南東の低い位置にあり、上旬は比較的見つけやすいでしょう。

金 星・・・22日の夕方、月齢1.8の細い月と接近します。明るさは-3.9等。

火 星・・・頭上高く、冬の星座の中で赤く輝いています。明るさは、-0.3~-0.4等。

木 星・・・夕方の西の空で、宵の明星の金星と並び、目を引きます。明るさは、-2.2~-2.1等。

土 星・・・17日に合となるため、見かけが太陽に近く観察は難しいでしょう。

天王星・・・夕方、西のおひつじ座にあります。

海王星・・・15日に金星と大接近、夕方西の空です。

※合~二つの天体が同じ方向に見えること。惑星現象で単に合と言った場合は、太陽との合を指す。

 

※週末天体観望会は、1~2月開催しておりませんのでご注意ください。雪の具合にもよりますが、3月より再開の予定です。ホームページ等でご確認くださり、ぜひお越しください。お待ちしています。

 

見ごろの天体

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…金星、火星、木星

恒星(二重星など)・・・一等星(ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン)

散開星団(若い星の集まり)…M45プレアデス星団:すばる(おうし座)

                  M36、M37、M38(ぎょしゃ座)

                  M44プレセぺ星団(かに座)

球状星団(年老いた星の集まり)…M79(うさぎ座)

散光星団・・・M42オリオン大星雲(オリオン座)

超新星残骸・・・M1かに星雲(おうし座)

 

 

↑2月15日21:00南の空(クリックで拡大できます)

 

↑2月15日21:00北の空(クリックで拡大できます)