ツバメのヒナが落ちていたときの対応方法

 春から初夏にかけて、「ツバメのヒナが落ちているがどうすればよいか」というお問い合わせをよくいただきます。状況に応じた対応方法をご紹介いたします。

 

  • 巣が近くにあり手が届く場合

 ヒナを巣にもどしてください。

 

  • 巣が落ちてしまった、または巣に手が届かない場合

 カップめんの容器を半分に切ったものやザルなどを、できるだけ巣に近い場所に設置します。その中にティッシュペーパーやキッチンペーパーをしき、ヒナを入れてください。ヒナの鳴き声を頼りに、親がエサを運んできます。

 ガムテープを使う場合には、ツバメに粘着面がつかないようしっかり壁に接着してください。

 

▼カップめんの容器を半分に切って壁に固定する場合

(画像をクリックすると拡大表示できます)

 

  • 巣が近くにない場合

 巣立ち間もないヒナは、うまく飛ぶことができず地面で休んでいることがあります。1羽でいるように見えても親が近くで見守っていますので、そのままにしてください。人が近くにいると、親は警戒してヒナに近づくことができません。

 車にひかれそうで危ないといった場合には、近くの安全な場所に移動させてください。

 

※ヒナに触るときには、軍手などをして直接触らないようにし、触れた後は手をよく洗ってください。

※ヒナに人のにおいがついても、親鳥はエサを与えます。