【妻平湿原のトンボと池ヶ原湿原の花々】
先日(8月17日)、妻平湿原と池ヶ原湿原の見回りをしましたので、その時の様子をお知らせします。
まず妻平湿原ですが、旧六呂師ハイランドホテル側から入っていくとヨシの中に茶色いガマの穂がお出迎えしています。
湿原の中の木道や湿原脇の歩道を歩いているとトンボが飛ぶ姿が目立ちます。よく見ると様々な種類のトンボが飛んでいます。オオシオカラトンボやキイトトンボ、オオルリボシヤンマなどです。オオルリボシヤンマは水草にせっせと産卵をしていているところでした。
また、トンボだけではなく、足元にはたくさんのバッタの仲間がいて、あるくと遠くに飛んで逃げていきます。昆虫たちでとてもにぎやかな妻平湿原です。
今週の日曜日(8月20日)の四季の観察シリーズは、矢村 健一講師による「いろいろなトンボをみつけよう」です。きっと、妻平湿原のトンボやバッタも紹介してもらえると思いますので、興味のある方はぜひご参加ください。
次は池ヶ原湿原です。コバギボウシの花がいっぱいで驚きました。湿原のどの木道を歩いていても紫色のかわいい花が案内をしてくれるようです。また、湿原の奥の方ではピンク色の花のきれいなミソハギがたくさん咲いています。数が多いのでとても賑やかです。ノリウツギの白い花も満開で見ごろを迎えています。また、ところどころにコオニユリが咲いており、鮮やかなオレンジ色の花が緑のヨシ原のアクセントとなっています。まだまだ、見どころの多い池ヶ原湿原です。この夏場でヨシの背丈が高くなり、下草も背が伸びてきたので、お越しになる際は長袖長ズボンに、長靴を着用されることをお勧めします。
ところで、先日池ヶ原湿原の木道沿いに下の写真のような看板を設置しました。これは平泉寺小学校の児童が環境学習の一環で作成したものです。全部で5枚あり、どれも池ヶ原湿原の環境を守るうえで大切なことが書いてあります。散策される際は、木道を外れて歩かれないようにご注意ください。