【六呂師高原に秋の訪れ】
8月後半になり、天気が悪い日が続いているせいもあってか、六呂師は涼しい日が続いています(湿度は高いので蒸し蒸ししていますが…)。自然観察の森を散策すると、秋の花を所々に見つけることができ、だんだんと秋の訪れを感じるようになってきました。今週は8月24日に撮影した自然観察の森の様子をお伝えします。
センター本館から学習広場をみると、秋の七草のひとつ、キキョウがたくさんの花を咲かせています。また少し奥の花壇には同じく秋の七草のオミナエシが黄色い花を咲かせています。これらは共に県域絶滅危惧Ⅰ類です。
自然観察の森のアプローチ歩道を散策すると、甘い香りが漂ってくる場所があります。そんな時は茂みの奥や上を探してみてください。赤紫のクズの花が近くにあるかもしれません。クズも秋の七草のひとつです。
アプローチ歩道では足元にも紫色の花がたくさん咲いています。ツリフネソウです。花の形が面白いので、見つけたらぜひ近づいて眺めてみてください。横から見るのがおすすめです。細くて長い茎に小さな可愛い黄色い花がついている植物も目立ちます。ヒメキンミズヒキです。赤い花がついていればミズヒキです。
実をつけている植物も多く、探してみると宝探しをしているような楽しさがあります。コブシの実やマメ科の植物の実、マタタビの実もなっていました。珍しいところでは腐生植物のツチアケビが赤い実をつけています。まるでウィンナーのような色や形をしているので、面白いですよ。
バッタやトンボ、チョウなどなどの昆虫もいっぱいです。見つけることが難しいナナフシを撮影できたのでご紹介します。