12月23日~24日の自然情報

【今年の冬の野鳥レストランは大繁盛の予感】

  今週は降雪が少なく、六呂師の積雪も少し減りました(とはいっても85㎝程度はあります)。先週の自然情報でお知らせしたように冬の野鳥たちを助けるため、森の学習室から見える野外(1月からの野鳥レストランコーナー)に貯蔵型のエサ台を設置しています。

 先週までは時々野鳥がヒマワリの種を食べに来るくらいだったのですが、今週に入ってエサがあることが知れ渡ったのか、かなりの数の野鳥が訪れています。ヤマガラについては昨年度の最盛期と同程度は来ているのではないかと思います。まだヒマワリの種を提供しているだけなので、訪れる野鳥の種類は少ないですが、中々の見ごたえで、レストランはプレオープン状態にあります。

 1月からの冬の野鳥レストランの正式なオープン後は、エサ台やエサの種類が増えるため、さらなる大繁盛が期待されます。今から楽しみです。

 

 今週は貯蔵型のエサ台を訪れている野鳥を紹介します。

 

ヤマガラでいっぱいのエサ台。よく見ると4羽もいます。こんな光景が頻繁に見られます。
カケス5~6羽が群れで訪れました。大迫力です。体が大きい分、たくさんヒマワリの種を食べます。
シジュウカラとヤマガラがエサ台の上でおしゃべりをしているみたいで、ほほえましいです。
ゴジュウカラ 野鳥の撮影をする方には人気があります。今年も来てくれています。
コガラ 白いお腹にベレー帽のような黒い頭が人気の小さな野鳥です。
アカゲラ(オス) キツツキの仲間。アカゲラの好きな牛脂はまだ設置していないので、たまたま立ち寄ったようです。
コゲラ キツツキの仲間。他の野鳥たちの群れを見て立ち寄ったようですが、好きな牛脂はまだありません。エサをもらえる他の鳥たちを見て、うらやましそうでした。

以上のように本格的なオープンはまだ先の1月からですが、すでにある程度楽しめる状態になっています。1月を待ちきれないという方は、ぜひお越しください。

 さて、開店に向けて自然保護センターでは着々と準備が進んでいますが、その様子もお知らせします。

 

工作室に大きなケージを設置しました。野鳥レストラン期間中に、保護飼育中のニホンリスを公開する予定です。レストランにリスが来ない日でも、生きているリスを見ていただけます。
今年の野鳥レストランの子どもコーナーでは、「野鳥の手作りかべ飾り」を作ることができます。かわいいイラストをたくさん用意してお待ちしています。

【おまけ】

リスも時々、顔を見せてくれます。

ニホンリス くわえているのはヒラタケ(キノコ)です。マツボックリやクルミなどがとれない時はキノコも食べるようです。