2月10日~12日の自然情報

【記録的大雪の中の野鳥レストラン

 

 今週の記録的な大雪で自然保護センター周辺では一時278㎝まで積雪が増えました。昭和33年から続く積雪の記録を見ると、これまでで3番目に多い積雪です。

 休館日明けの2月6日、駐車場の除雪を終え、野鳥レストランのコーナーをみるとびっくりです。窓の半分以上の高さまで積雪があるではありませんか。エサ台や、立木に開けた牛脂を埋め込む穴が雪の下になりそうなので、担当職員は腰まで積もる雪をラッセルしながらエサ台にたどり着きました。そして、エサ台の位置を上げたり、立木のより高い位置に新しい穴をあけたりした後で、エサを補充しました。これには野鳥たちも大喜びで、普段以上にたくさん訪れていました。こんな厳しい雪の中でも野鳥たちは、たくましく生きています。

 

立木や果物のエサ台の位置を調整しています。本来なら右奥に写真撮影小屋が見えるのですが、小屋の周りの雪が積もりすぎてしまい見えません。この後、撮影小屋は使用できるように整備しました。
牛脂を埋め込んだ直後の立木。職員が近くで作業をしていても、上から下までずらっとカラ類が並びました。全部で何羽いるでしょう。
2羽のキツツキが仲良く食事中。上はアオゲラのオス、下はアカゲラのオスでした。
アオゲラのオス。よく見ると背中と羽は違う緑色をしています。