【六呂師高原で感じる春の兆し】
朝晩はまだ冷え込みが厳しいですが、日中はだんだんと暖かくなってきました。晴れ間がある日も増えてきて、少しずつ春が近づいていることを感じます。
六呂師高原で感じる春の訪れの一つに鳥のさえずりがあります。最近、通勤して車から降りるとセンター周辺の森から「ツツピー、ツツピー」と、とてもきれいな声が聞こえることがよくあります。この声はシジュウカラやヤマガラのさえずりです。
また、先日スノーシューをはいて自然観察の森を見回った時には、分厚い雪に覆われた森の中で雪の上に頭を出す木々の枝先に、春に向けて少しずつふくらんでいく冬芽をみつけました。
動物も植物も例年以上の積雪に耐えながらも春に向け着実に準備を進めているようです。
木々の冬芽が膨らむと、それを食べるのを楽しみにしている野鳥が訪れます。たとえば、センター周辺の森には桜の木が数本ありますが、この時期になると桜の木の周りで「フィ、フィ」と高い鳴き声が聞こえます。これはウソの鳴き声で、膨らみ始めた桜の冬芽を食べに来ているのです。ウソは数羽の群れで訪れることが多く、のどから頬にかけて可愛らしいピンク色をしています。
これからは春の訪れとともに、冬の間には見られなかった野鳥がセンター周辺や野鳥レストランでも見られるようになります。興味のある方は野鳥レストランにお越しになって野鳥観察を楽しまれてはいかがですか。また、このホームページでも紹介する予定ですので楽しみにお待ちください。
ここからは今週、野鳥レストランや六呂師高原で撮影した写真をご紹介します。
今年の野鳥レストランはキツツキの当たり年!毎日のようにオオアカゲラ、アカゲラ、アオゲラ、コゲラの本州で見ることのできる4種類をすべて見ることができます。しかもほぼ毎日、4種類が何回も来ます。オスとメスの両方を見ることができる日も多いです。キツツキの当たり年ですから、1本の木に2羽が一緒にとまるタイミングも時々あります。
ただ一緒にとまっているのは一瞬なので撮影は難しいですが、ぜひ挑戦していただきたいです。
次は六呂師の集落で撮影したキジです。日当たりの良い日に近くから撮影できたので、メタリックなキジの羽根の迫力をうまく撮影することができました。