7月の天文情報

2日	半夏生
4日	地球が遠日点通過
7日	🌓上弦/七夕/小暑
14日	🌕満月（2022年で地球に最も近い満月）
16日	くじら座「ミラ」が極大光度のころ
17日	水星が外合
18日	海の日
20日	🌗下弦
22日	火星食（21日夜遅くから、関東から中国にかけての大部分と四国の大部分で観察できる）
23日	大暑
29日	🌑新月/木星が留
30日	このころ、みずがめ座δ（デルタ）南流星群が極大（見ごろは極大を中心とした数日の深夜から未明。1時間に5個程度。月の条件は良い）

 

 

 

 

 

トピック

7月7日は七夕、しかし織女星ベガと牽牛星アルタイルは、東の空に昇って間もないのであまり目立ちません。やはり、旧暦の七夕（今年は8月4日）の頃の方が、空高くに見えて楽しめるのかもしれません。その頃には、梅雨も終わっているかもしれませんので良く見えるでしょう。

くじら座の「ミラ」は明るさを変える不思議な星。7月上旬には2等星くらい明るくなります。「ミラ」は、332日周期で自身が膨らんだり縮んだりしながら2等から10等くらいに明るさが変わります。また暗くなって見えなくなるので、変化を楽しんではいかがでしょう。

 

今月の惑星

水星・・・日の出前の東の低い空に位置しています。17日に外合となり、それ以後は日の入り後の西の低い空に位置します。高度は低く、観察は難しいでしょう。

金星・・・日の出前の東の低い空に位置しています。明るさは-3.9等。

火星・・・日の出前の東の空に位置しています。明るさは、0.5～0.2等。

木星・・・真夜中に東の空に昇ってきます。明るさは-2.4等～-2.6等。

土星・・・真夜中の南東から南の空に見え、明るさは0.6等～0.4等。

天王星・・・明け方の南の空に見えます。

海王星・・・夜明け前の南の空に見えます。

 

見ごろな天体

散開星団(若い星の集まり)…M１１（たて座）　　M６・M７（さそり座）

  球状星団(年老いた星の集まり)… M１３（ヘルクレス座）  M５（へび座）

銀河(何千億個もの星の集まり)…M５１ 子持ち銀河（りょうけん座）

惑星状星雲(太陽くらいの質量の恒星が一生の最後に見せる姿）…

M５７ リング星雲（こと座）　    　　

 M２７ アレイ状星雲（こぎつね座）

　恒星…夏の大三角（デネブ・ベガ・アルタイル）　ミラ

 

今月のイベント

★7月7日（水）七夕の夜に願いを込めて（要予約）

１９：３０～２１：３０　観察棟

★7月8日（金）～8月31日（水）ふくい星空写真展

　　センター開館時間（９：００～１７：００）　センター本館レクチャーホール

 

　↑７月１５日２１：００頃　南の空（クリックで拡大できます）

 

　↑７月１５日２１：００頃　北の空（クリックで拡大できます）

（※ステラナビゲータ11より）