1月天文情報(令和4年)

1月の天文情報

 

         3日  (月) 🌑新月
        4日 (火)

しぶんぎ座流星群が極大(見頃は4日未明。1時間に50個程度。月明かりがなく大変良い条件。流星数は当たり外れが大きい)

        7日 (金)

水星が東方最大離角

         9日 (日)

金星が内合
  10日(月) 🌓上弦

  14日 (金)

水星が留

 18日(火) 🌕満月(2022年で地球から最も遠い満月)

 19日(水)

天王星が留
23日(日) 水星が内合
25日(火) 🌗下弦
29日(土) 金星が留

1月のトピック

「冬の星空は綺麗」とよく言われます。福井県の冬は曇りがちなので、なかなか綺麗な星空に出会う機会はないのですが、それでも雪の晴れ間に星をみつけるとなんだか嬉しくなります。そんな星空で目につくのは、やはり明るい一等星。冬の星座の中には、一等星を7つ見ることが出来ます。リボンや砂時計の形に見えるオリオン座の中には2つの1等星ベテルギウスとリゲル、そのベテルギウスとおおいぬ座のシリウスとこいぬ座のプロキオンで冬の大三角。さらに、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバランを加え、ベテルギウス以外の6つの星を結んで冬のダイヤモンド(冬の大六角形)ができます。本物のダイヤモンドは高くてプレゼントできないですが、冬のダイヤモンドはお天気の良いときプレゼントできます。是非、探してみてください。1カラットのダイヤモンドより、大きいですよ。何カラットになるかな。

 

 

今月の惑星

 

水 星・・・1月7日に東方最大離角となり、夕方西の空に位置しています。

金 星・・・1月9日に内合になるので見えません。下旬になると日の出前に-4等代で輝き、みえるようになるでしょう。

火 星・・・日の出前に南東の低い空に1等星くらいの明るさで位置しています。

木 星・・・日の入り後、南西の空低く位置しています。明るさは、-2.1等。

土 星・・・日の入り後、南西の低い位置に見えますが、下旬になると見かけの位置が太陽に近くなり、観測できません。

天王星・・・1月19日に東矩となるため、日暮れの南西の空高く見やすいです。

海王星・・・夕方の南西の低い位置に見えます。

※合とは、地球から見て太陽と同じ方向に位置していることになり、太陽で隠されてしまうことです。

 

※週末天体観望会は、1~2月開催しておりませんのでご注意ください。雪の具合にもよりますが、3月より再開の予定です。ホームページ等でご確認くださり、ぜひお越しください。お待ちしています。

 

 

見ごろな天体

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…天王星

恒星(二重星など)・・・ ミラ(くじら座) アルリシャ(うお座) 7つの一等星(ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン)

散開星団(若い星の集まり)…M45プレアデス星団:すばる(おうし座)

             M36、M37、M38(ぎょしゃ座)

球状星団(年老いた星の集まり)…M79(うさぎ座)

銀河・・・アンドロメダ大銀河(アンドロメダ座) M77セイファート銀河(くじら座)

散光星団・・・M42オリオン大星雲(オリオン座)

超新星残骸・・・M1かに星雲(おうし座)

 

 

 

 

 

 

            1月15日21:00頃 南の空

 

 

            1月15日21:00頃 北の空