3月の天文情報
2日 |
金星と木星が接近 |
6日 |
啓蟄 |
7日 |
🌕満月 |
15日 |
🌗下弦 |
16日 |
海王星が合 |
17日 |
水星が外合 |
21日 |
春分の日 |
22日 |
🌑新月 |
29日 |
🌓上弦 |
3月のトピック
3月21日の春分を過ぎると、冬の星座たちが宵の早い時間に西の空へと傾いていくのが分かります。夕方の西の空に3月2日に大接近して並ぶ明るい宵の明星の金星と木星、地球から遠ざかっている火星も見えて、なんとなく賑やかな早春の日暮れ時となっています。そして、しし座を探す目印の逆クエスチョンマークなど春の星座たちがどんどん昇り始め、季節の移り変わりを星の動きで実感します。
3月の惑星
水星・・・日の出前の東の低い空に位置していますが、17日の外合後は日の入り後の西の低い空に位置します。太陽に近く観察は難しいでしょう。
金星・・・日の入り後の西の空に見えます。明るさは、-3.9等~-4.0等。
火星・・・宵の南西から南の高い位置に見えます。明るさは0.4等~0.9等。
木星・・・日の入り後の西の空で低く位置していますが、月末頃には観察はむずかしいいでしょう。明るさは、-2.1等。
土星・・・高度が低く、観察は難しいでしょう。
天王星・・・夕方の西の空に見えます。
海王星・・・16日に、合となり見られません。
※「合」・「外合」とは、地球から見て太陽の方向にあること。それで観測はできません。
※週末天体観望会
午後7:00~9:00(閉館の15分前までに入館してください)
週ごとのテーマ
4日:金星とシリウスとすばるを見よう
11日:生まれたての星「トラペジウム」とウルトラの星M78星雲を見よう
18日:金星と冬のダイヤモンドをさがそう
25日:ふたご座の散開星団(M35,NGC2158)を見よう
見ごろの天体
恒星(二重星など)・・・ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、
カぺラ、アルデバラン、レグルス
散開星団(若い星の集まり)…M45プレアデス星団/すばる(おうし座)
M36、M37、M38(ぎょしゃ座)
M44プレセぺ星団
球状星団(年老いた星の集まり)…M79(うさぎ座)
銀河・・・M65、66(しし座)
散光星団・・・M42オリオン大星雲(オリオン座)
超新星残骸・・・M1かに星雲(おうし座)
↑3月15日21:00南の空(クリックで拡大できます)
↑3月15日21:00北の空(クリックで拡大できます)