アキアカネの識別ポイント

 体が赤色やオレンジ色に染まり、群れで見られるトンボは県内で2種類。
 アキアカネとウスバキトンボです。ウスバキトンボは、よく赤とんぼに間違えられてニュースになることがあります。でもよく見ると、アキアカネとウスバキトンボは、次のように違いがちゃんとあります。
 

  アキアカネ ウスバキトンボ 参考:見る機会のある他の赤とんぼ
胸の模様 黒い線がある 黒い線がない 黒い線はあるが、アキアカネとは異なる

腹の色(成熟した場合)

♂:赤色

♀:背面は淡褐色か赤色

薄い橙色(♂は背面のみ赤色) 淡褐色、橙褐色、赤色、暗赤褐色等
群れで見られる時期 9月中旬から11月中旬 群れは7月中旬から9月下旬 群れで見られることはほとんどない
主な行動 柵、電線、枝先、杭などにとまる 止まる個体を見る機会は少ない 柵、電線、枝先、杭などにとまる
  9月下旬以降、連結飛翔し、水田の水溜りで産卵する 暑い時期の日中に単独個体が見られることが多いが、午前と夕方に群れて飛ぶことがある 連結飛翔し、水田や池で産卵する
  暖かい秋の日中には、群れて飛ぶ    

 見る機会のある他の赤とんぼの識別については、以下のリンクを開いてご確認ください。
  ・田んぼでよく見られるアキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボの識別
          (勝山市赤とんぼと共に生きるプロジェクトより引用)
 ・いきものひゃくようばこ図鑑下敷き「赤いトンボをさがぞう」より引用

アキアカネのタンデム(連結)飛行
 
ウスバキトンボ
ウスバキトンボの群れ