◆今週末のイベントと自然情報 平成30年2月17日~18日
【冬の野鳥レストランで飛翔写真の撮影に挑戦!】
記録的な大雪で六呂師高原では今週のはじめに3mほども積雪がありました。みなさんもここしばらくは雪かきや雪下ろしなどで大変だったことと思います。ほんとうにお疲れさまでした。
今週末は疲れをいやしに、冬の野鳥レストランにいらっしゃいませんか。暖かな室内でゆっくりしながら、エサを食べにくるかわいい野鳥を眺める。野鳥レストランは癒しの空間でもあります。この数日で六呂師の雪も緩み、15日現在で240㎝ほどに積雪が減りました。道路も除雪が進んでおり、大野市や勝山市から六呂師に至る県道は安心して対面通行ができる状態にあります。ただ、雪解けに伴い道路両脇の雪の壁が崩れていることがありますので、十分に気を付けてお越しください。
冬の野鳥レストランは、野鳥の名前や姿かたちを勉強するにも適していますが、野鳥撮影の練習をするにも最適です。野外で野鳥を撮影するためには、野鳥のいる場所に出向き、葉が生い茂る木々の中で声を頼りに探し回り、野鳥が逃げる前にカメラのシャッターを切らなければなりません。その点、冬の野鳥レストランでは、温かい室内で待っているだけで、野鳥が向こうから何回も近くに寄ってきてくれます。つまり、野鳥のシャッターチャンスに困ることはありません。
そんな野鳥レストランですから、難しい野鳥の飛翔シーンの撮影にも挑戦しやすいです。まず、センター職員が撮影した写真を少し紹介します。
なかなか迫力があります。さて、ではどのようにすれば飛翔シーンの撮影ができるのでしょう。ポイントをいくつかご紹介します。
【撮影のポイント】
1.シャッター速度を1/2000秒以上に高める
野鳥のはばたきは非常に速いので、シャッター速度をかなり高めないと羽がボケてしまいます。羽先までピタッと止めたければ速度を1/3200秒以上にするのがおすすめです。
2.高速連写モードにする
飛び立つ瞬間の様子を詳細に撮影するため、連写速度を最高速に高めてください。野鳥はあっという間に飛び去るため、最高速にしていても写るのは数枚程度です。
3.野鳥をよく観察して、飛び立つ瞬間や方向を予測する
野鳥の撮影では、飛び立つ瞬間から飛んだ先へとカメラを流し撮りします。ある程度の予測がないと、追いかけることができないばかりか、シャッターを押すこともできません。じっくりと観察して、いつ飛ぶのか、どちらに飛ぶのかを予測する必要があります。
そういった意味では、キツツキの仲間は飛ぶタイミングや方向が分かりやすいです。下の写真のように、飛び立つ前にその方向に顔を向け確認することが多いです。きょろきょろし始めたら、まもなく飛翔するサインです。羽を広げると美しい模様が見えるので写真映えするのでおすすめです。
他にも色々と細かいポイントがあるので飛翔シーン撮影は難しいですが、うまく撮影できた時の喜びは格別です。カメラをお持ちの方は、ぜひ飛翔の撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか。
お知らせ
現在、新しいお知らせはありません。
2月17日(土) 2月18日(日)
●本館
大好評!【冬の野鳥レストラン】 近くでじっくりと観察することが難しい野鳥ですが、冬の野鳥レストランではあたたかい室内からエサ台に集まるたくさんの野鳥を間近で観察・撮影できます。お子さんは野鳥をモチーフにした壁飾り作りもできます(無料)。
<日 時>1月5日(金)~2月28日(水)の開館日(積雪があれば3月以降も実施予定) 9:00~17:00 土曜・日曜・祝日の10:00~15:00にはガイドを実施 <場 所> 本館2階 森の学習室
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特別展【奥越地方の野鳥と獣たち】
奥越地方に生息する野鳥と獣たちを迫力の写真やはく製でご紹介します。
写真展示では夏鳥・冬鳥・留鳥・旅鳥・冬の野鳥レストランの訪問鳥などを取り上げています。また、はく製展示ではイノシシやツキノワグマなどの獣たちや猛禽類を展示しています。中でも2017年に寄贈されたヤマドリを捕えたクマタカのはく製は大迫力で必見です。 また「写真投稿コーナー」を設置しています。みなさまが撮影された野鳥の写真を掲示させていただきますので、とっておきの一枚をぜひご提供ください。
<場 所> レクチャーホール <時 間> 9:00~17:00
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【保護中のリスのエサやりを公開します!】 ※土日だけではなく開館日には公開します。 現在、保護飼育中のニホンリスのエサやりを公開します。手を器用に使って、松ぼっくりやクルミなどのエサを食べる愛らしい様子をご覧になることができます。
<場 所> 工作室 <時 間> ①10:00~ ②14:30~
◆保護飼育中のニホンリスについて◆ 2017年9月23日に福井市の文殊山の登山口で衰弱して地面にうずくまっているところを発見され、翌日センターまで届けられました。発見時は生後2か月の幼獣(オス)で、乳離れして間もない時期でした。犬用の粉ミルクやナッツなどを与えて元気を取り戻しましたが、まだ自力で自然のエサを得ることができません。ニホンリスは山林に生息していますが、実物を見る機会は少ないです。センターではこの機会に実物のニホンリスをみなさまに見ていただくことを通して、身近な自然にもリスが生息していることを知っていただき、自然や命の大切さを実感していただきたいと考えております。 |
【冬の星空ガイド】 冬の星空解説や星座の物語を上映します。冬は星空の美しい季節です。星空ガイドを見れば、冬の星座を見分けることができるようになります。 物語 「エリダヌス座の話」 参加者には、冬の星座のしおりをプレゼントします。 <場 所> 本館2階 会議室 <時 間> ①11:00~ ②14:00~ ③15:00~ (所要 30分程度) |
★観察棟 ※積雪により観察棟が使用できません。
プラネタリウムや週末天体観望会は休止します。
3月中旬より再開予定です。