◆今週末のイベント情報 平成30年10月20日(土)、21日(日)
【池ヶ原秋のヨシ刈り】
秋晴れの日が続き、朝晩の冷たい風が木々の葉を次第に紅く染め、山の色が少しずつ秋色に変わってきました。
さて、10月20日(土)9時から、勝山市平泉寺町にある池ヶ原湿原にて、「池ヶ原湿原のヨシ刈り!」が行われます。
「池ヶ原湿原のヨシ刈り!」は、この湿原の景観と湿原に生育する貴重な植物を保全し、未来へとつないでいくために行っている活動です。池ヶ原湿原は、3万年以上前から湿原として存在し、氷期という厳しい時代を経て湿原特有の生きものたちを育んできました。しかし、この半世紀余りの人間の関わり方の変化により湿原の環境は変化し、希少な植物は絶滅の危機に瀕したと考えられています。湿原環境を再生し保全する活動の一つとして「池ヶ原湿原のヨシ刈り!」が始まりました。そこでの活動は、地域の企業や団体・学校・行政・専門家等によって構成される池ヶ原湿原保全・活用協議会が主催しており、当センターも事務局として大きく関わっています。
昔は、かやぶき屋根や雪囲いの材料として頻繁にヨシを刈っていましたが、現在は、こうしたヨシの利用はなくなってしまいました。繁茂したヨシを刈ることは湿原を明るく保ち、貴重な湿原植物の生育環境を保全することにつながります。最近では、刈ったヨシを、ヨシ紙のパルプの材料にする活動も行っています。
当日は、カマやハサミを使ってヨシを刈り取り、湿原の外に運び出します。作業方法は、スタッフが説明致しますし、湿原の成り立ちや、再生・保全活動のこれまでの経緯等のお話も聞くことができます。ご家族、お子様連れでのご参加も大歓迎です。
この週末は、爽やかな秋晴れのもと、一緒に気持ちの良い汗を流しませんか。池ヶ原湿原のたくさんの赤とんぼも皆さんをお待ちしております。ご参加された方には、池ヶ原湿原からのお礼として、湿原の花図鑑クリアファイルをもれなく進呈させていただきます。
≪お知らせ≫
【日本の原風景「赤とんぼ」を見つめ直すプロジェクト】
自然保護センターでは、身近な生き物を見つめ直す機会をご提供するため、これまで2回の赤とんぼを対象とした県民参加型調査を行ってまいりました。
そして今秋、7年ぶりに3回目の県民参加型赤とんぼ調査を行います。身の周りで赤とんぼを見つけられた方は、ぜひ自然保護センターにご報告してください!
【受付終了】
11月3日(土)開催の、里山観察ウォーク「歴史の浪漫街道-木ノ芽古道-」は申し込みが定員に達したため、受付を終了させていただきます。ご了承ください。
10月20日(土)
★観察棟
【週末天体観望会】10月のテーマ:★深紅の変光星「ガーネットスター」をみよう★ 開催時間 19:00~21:00 (時間内に観察棟までお越しくだ さい。) ※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
|
10月21日(日)
★自然観察の森
【四季の自然観察シリーズ】今週末は、2018年のシリーズ37回目です。自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。 <講 師> 酒井 敬治 さん <テーマ> 草原でノビタキをさがそう <時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15 (所要時間約60分) <集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。 <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等 |
10月20日(土) 21(日)
★観察棟
【プラネタリウム】秋の星座番組秋の星座解説と星座の物語。 10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分) 昼天観望会 15:15~16:00 ≪星座の物語≫ 午前 「みずがめ座の話」 午後 「ペルセウスの冒険」
|