◆今週末のイベント情報 令和元年6月1日(土)、2日(日)

【緑の中で緑色の生きものが…】
 雨の日が多くなってくるこれからの時期、自然観察の森の中にある馬取池は、ソフトボール大でクリーム色の泡のようなものがぶら下がっています。それは、モリアオガエルの卵塊で、泡の中には数百個の卵が入っています。
 モリアオガエルの雄は体長5~7cm、雌は6~9cmと大型のカエルで、その緑色がとてもきれいです。繁殖期になると、雄が「カララ・コロコロ」と鳴きながら雌を待ち、卵塊は雌雄共同で作ります。馬取池周りの木々はモリアオガエルにとっては絶好の産卵場所となるため、これから梅雨の時期にかけてどんどん数が増えていくと思われます。5月28日には、観察デッキから見えるだけで20個以上の卵塊を確認することができました。
 今週末は、このモリアオガエルの卵塊をご覧になりませんか。新緑の中にフワリと浮かんでいる白い姿はとても神秘的です。日曜日には、このような動植物をガイドとともに観察する「四季の自然観察シリーズ」もあり、爽やかな森の中を気軽に歩くことのできるおすすめのプログラムです。その他、下記の様々なプログラムも開催していますので、奮ってご参加ください。

 

≪6月1日(土)、2日(日)≫

【池ヶ原湿原ガイド】 ※6月1日(土)のみ
 湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
 <講 師> 斉藤 寿子さん
 <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15
       (所要時間約60分)
 <集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
 <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

 

【四季の自然観察シリーズ】※6月2日(日)のみ
 自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
 <講 師> 多田 雅充さん
 <テーマ> 初夏の雑木林
 <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15  
       (所要時間約60分)
 <集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
 <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

 

【六呂師高原のケモノたち はく製展示】

 六呂師高原で見られる野生動物たちのくらしを、はく製とセンサーカメラでとらえた映像とともに紹介します。小さなお子さまからお楽しみいただけます。
   <時 間>  9:00~17:00  随時受付

 

【プラネタリウム】
 春の星座解説と星座の物語。
 <時 間> 10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~
      (所要時間約40分)
 <星座の物語>
  午前 「かんむり座の話」
  午後 「ぶたにばけた七つ星」

 

【週末天体観望会】※6月1日(土)のみ
 <6月のテーマ> ★春の夜空で最も明るく輝くオレンジ色の1等星★
 <時 間> 19:30~21:30(時間内に観察棟までお越しください)
 ※曇・雨天時はプラネタリウムを上映します。
  また、夜はかなり冷え込みます。お越しの際は防寒の上、足元に十分にご注意ください。