ナルコユリとササユリ【今週末のイベント情報 令和元年6月15日(土)、16日(日)】
自然保護センター周辺で咲き始めた、今が見ごろの植物を紹介します。
自然保護センターから妻平湿原へ抜けるアプローチ歩道では、ナルコユリが見ごろを迎えています。「ナルコユリ」の「ナルコ」とは、絵馬のような形状の木の板に竹筒などを糸でつるしたもので、動かすことによって音が鳴る道具で、田畑の鳥の追い払いや、侵入者を知らせる防犯装置として利用するものです。ぶら下がっている鳴子の竹筒などが、茎に垂れ下がっている細長い花の様子に似ていることから、この名前がつけられました。ナルコユリは風に吹かれても音は鳴りませんが、葉に隠れてゆらゆらと揺れる花の姿は可憐ですよ。
自然保護センターから少し下った車道沿いや神明山には「ササユリ」が見られます。6月11日(火)には、開花したものが2株みられました。まだつぼみの株も複数ありますので、しばらくの間、清楚な花が楽しめると思います。「ササユリ」の「ササ」は、葉の形が「笹」に似ていることに由来します。花が咲くと白っぽいものからピンク色が濃いものまで、さまざまです。そして、周囲に甘い香りを漂わせます。また、池ケ原湿原では、「ノカンゾウ」、「コバギボウシ」、「コオニユリ」といった様々なユリの仲間が生育しています。それぞれのユリの形、色、香りの違いを体感しに、六呂師高原にいらしてくださいね。
|
|
「笹」の葉といえば、七夕飾り、七夕!自然保護センターは植物だけでなく、プラネタリウムや天体観測も楽しめます。プラネタリウムは土・日、祝日上映しており、現在午前10:00~と11:00~は「天の川と七夕の話」を上映しています。また、7月7日(日)には、自然保護センターの観察棟で「七夕の夜~織姫星と彦星に会おう~」と称して、特別展望会を開催します。星空の解説や天の川の観望をお楽しみいただけますので、ぜひお越しくださいませ。
≪6月15日(土)、16日(日)≫
【池ヶ原湿原ガイド】 ※6月15日(土)のみ
湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
<講 師> 北川 博正さん
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
【四季の自然観察シリーズ】※6月16日(日)のみ
自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
<講 師> 井草 貴男さん
<テーマ> 馬取池の生き物と環境について探ってみよう
<時 間> 11:00~12:00 13:15~14:15
(所要時間約60分)
<集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
<持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等
【六呂師高原のケモノたち はく製展示】
六呂師高原で見られる野生動物たちのくらしを、はく製とセンサーカメラでとらえた映像とともに紹介します。小さなお子さまからお楽しみいただけます。
<時 間> 9:00~17:00 随時受付
【プラネタリウム】
夏の星座解説と星座の物語。
<時 間> 10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~
(所要時間約40分)
<星座の物語>
午前 「天の川と七夕の話」
午後 「悲しきオルフェウスの話」
【週末天体観望会】※6月15日(土)のみ
<6月のテーマ> ★春の夜空で最も明るく輝くオレンジ色の1等星★
<時 間> 19:30~21:30(時間内に観察棟までお越しください)
※曇・雨天時はプラネタリウムを上映します。
また、夜はかなり冷え込みます。お越しの際は防寒の上、足元に十分にご注意ください。