今週末のイベント情報 令和元年7月6日(土)、7日(日)

【池ヶ原湿原 初夏の花が咲き始めました】
 池ヶ原湿原の初夏の花々が咲き始めました。今回はミズチドリ、カキラン、オカトラノオをご紹介します。
 ミズチドリは塔のように真っすぐ上に伸びた茎に白い花をたくさんつける植物です。一つ一つの花は、横に萼片が張り出していて、空を飛ぶ鳥のような姿です。花は良い香りがするので麝香千鳥(じゃこうちどり)という別名もあります。

ミズチドリ
ミズチドリの花

 カキランは「柿」のような色の花弁から、その名前が付けられました。名前の由来の柿色だけでなく、花弁には紫色の筋が入っていたり、葯は緑色をしていたり、大変カラフルな花です。

カキラン
カキランの花

 オカトラノオは、ミズチドリとちがって横向きになった茎に白い花をたくさんつける植物です。花の集まりを「虎の尾」に見立てたことから、その名前がついています。よく見ると、空側には花が密についていますが、地面側にはあまりついていません。よく似た名前のノジトラノオ、ヌマトラノオという植物がありますが、ノジトラノオは花のつく部分が下向きに垂れ、ヌマトラノオは上に向かって直立します。

オカトラノオ

 その他にも、オタカラコウやモウセンゴケが咲き始めており、ノカンゾウの蕾も観察できます。これらの植物たちをガイドの解説とともに楽しむことのできる「池ヶ原湿原ガイド」も7月20日までの毎週土曜日に実施しています。ぜひ、池ヶ原湿原に遊びに来てください。

 

≪7月6日(土)、7日(日)≫

【特別天体観望会「七夕の夜 ~織姫星と彦星に会おう~」】※7月7日(日)のみ
 
 おりひめ星(ベガ)とひこ星(アルタイル)、天の川、デネブやアルビレオなどの夏の天体の観望をします。野外の「見上げてゴロン、夜の星をコーナー」では、寝転がりながら六呂師の星空を見上げ、星空の解説や天の川の観望を楽しんでいただけます。
 <時 間> 19:30~21:30(時間内に観察棟までお越しください)

 ※曇・雨天時はプラネタリウムを上映します。
  また、夜はかなり冷え込みます。お越しの際は防寒の上、足元に十分にご注意ください。

 

【池ヶ原湿原ガイド】 ※7月6日(土)のみ
 湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
 <講 師> 矢村 健一(福井県自然観察指導員)

 <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15
       (所要時間約60分)
 <集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
 <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

 

【四季の自然観察シリーズ】※7月7日(日)のみ
 自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
 <講 師> 朝日 正之(福井県自然観察指導員)
 <テーマ> モリアオガエルの卵、オタマジャクシを見に行こう!
 <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15  
       (所要時間約60分)
 <集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
 <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

 

【六呂師高原のケモノたち はく製展示】

 六呂師高原で見られる野生動物たちのくらしを、はく製とセンサーカメラでとらえた映像とともに紹介します。小さなお子さまからお楽しみいただけます。

   <期 間> ~7月15日(月祝)まで
   <時 間>  9:00~17:00  随時受付

 

【プラネタリウム】
 夏の星座解説と星座の物語。
 <時 間> 10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~
      (所要時間約40分)
 <星座の物語>
  午前 「天の川と七夕の話」
  午後 「悲しきオルフェウスの話」

 

【週末天体観望会】※7月6日(土)のみ
 <6月のテーマ> ★春の夜空で最も明るく輝くオレンジ色の1等星★
 <時 間> 19:30~21:30(時間内に観察棟までお越しください)
 ※曇・雨天時はプラネタリウムを上映します。
  また、夜はかなり冷え込みます。お越しの際は防寒の上、足元に十分にご注意ください。