【冬の野鳥レストランニュース】1月26日号(2017.1.26)

★大迫力!オオアカゲラの木つつき★
 今年の冬の野鳥レストランがオープンしてから、これまでにオスのオオアカゲラがエサ台の近くまで来ることはなかったので、残念に思われた方もいらっしゃると思います。
 みなさん、お待たせしました!待望のオオアカゲラ(オス)がやっとエサ台近くの立木までやってくるようになりました。1月24日、25日と二日続けて近くまで来ているので、今後もたびたび来訪してくれるかもしれません。
 先日は動画でオオアカゲラのメスが木をつつく様子を紹介しましたが、今回は1月24日に訪れたオオアカゲラ(オス)の大迫力のつつきの様子を写真でお伝えします。

 
  •  オオアカゲラのオスが木をつついて、中にいる虫を探しています。つついた瞬間にくちばしの周囲に飛び散る木の破片からその威力を察することができます。
     続いては6枚の連続写真で木をつつく様子をご覧になってください。

  • 連続写真①木をつつく前 愛らしい目にご注目ください。

  • 連続写真②つつきの瞬間 カーン!オオアカゲラの目が閉じられています。

  • 連続写真③全身を大きく振りかぶって・・・

  • 連続写真④カーン!!先ほどよりくちばしが深く刺さっています。そして、やはり目を閉じています。

  • 連続写真⑤先ほどより、さらに大きくのけぞって・・・

  • 連続写真⑥カーーン!!頭がめり込んでしまいそうなほど、くちばしが深く突き刺さっています。すごい威力です。
     また、オオアカゲラをはじめキツツキは、木をつつく瞬間に目を閉じます。これは飛び散った木の破片から目を保護すると同時に、つついた瞬間の衝撃により眼球が飛び出してしまうことを防いでいると考えられています。目に留まらぬほどの速さで行われるつつきの中でも、このような巧みな防衛手段が働いています。
     冬の野鳥レストランで、キツツキの仲間を見た時には、つつきの度に目を閉じてがんばっていることに思いを巡らせてみると面白いかもしれません。