六呂師高原に赤とんぼの秋到来(令和元年9月)

 秋といえば赤とんぼの季節です。六呂師高原では現在、自然保護センターの敷地内や、奥越高原牧場の牧草地、池ヶ原湿原や妻平湿原など、いたるところでたくさんの赤とんぼが見られます。

 

▲牧草地の有刺鉄線に止まるアキアカネ

▲行儀よく並んでおり、近づくと一斉に飛び立つ

 赤とんぼの中でも数が多く、よく見られるのがアキアカネです。アキアカネは春の田んぼで孵化し、6~7月に羽化してトンボになります。8月になると熱い夏を避けて、標高1,000m程度の山地で避暑生活を送ります。そして9月になると、産卵のために山を下り、9月中旬から11月にかけて田んぼで産卵して一生を終えます。
 この季節に六呂師高原で見られるのは、ちょうど山から下りてきた赤とんぼ達ということになります。赤とんぼ達が平地の田んぼに完全に降りてくるまで、しばらくはたくさんの個体を六呂師高原で見ることができますので、皆さんも是非、六呂師高原に来て赤とんぼ探しをしてみてください。