5月の天文情報(令和2年度)

 5月の主な天文現象

1日(金) 八十八夜 ◐上弦 
5日(火) 立夏 水星が外合
6日(水) みずがめ座η(エータ)流星群が極大。しかし、月明かりの影響が大きく条件は良くない。
7日(木) ○満月 
11日(月) 土星が留
13日(水) 金星が留 月と木星、土星が接近
14日(木) ◑下弦
15日(金) 木星が留
20日(水) 小満
22日(金) 水星と金星が最接近
23日(土) ●新月
30日(土) ◐上弦

 

5月のトピック&見ごろな天体

※週末天体観望会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月いっぱいは中止とさせていただきます。

★トピック★

 頭上におおぐま座が輝いています。88ある星座の中で3番目に大きい星座のおおぐま座には、よく知られている北斗七星が含まれています。弓なりに反りかえった柄のカーブをそのまま南の方に延長してたどる「春の大曲線」を目印に春の星座を探してみましょう。そろそろ夏の天の川も夜明け前から南の空で見ごろになってきます。その東側には、木星と土星が接近して目をひき、さらに東を見ると火星が赤く輝いています。
 立春から数えて88日目となるのが5月1日、初夏の陽気も感じられるようになってきました。

★水星

 日の出前の東の低い空に位置しています。5日に外合となり、その後は日の入り直後の西の低い空に位置するようになります。-0.7等~0.2等。

★金星

 上旬から中旬にかけては日の入り直後の西の低い空に見えます。下旬になると高度が低くなり、観察が難しくなります。明るさは、-4.5等~-3.9等。

火星

 日の出前の南東の空に見え、明るさは、0.4等~0.0等。

★木星

 日の出前の南の空に見え、明るさは、-2.3等~-2.6等。

★土星
  日の出前の南の空に見え、明るさは、0.6等~0.4等。

★見ごろな天体★

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…火星、木星、土星、金星
散開星団(若い星の集まり)…M44(かに座)
球状星団(年老いた星の集まり)…M3(りょうけん座、M68(うみへび座)
星雲(宇宙のちりやガスの集まり)…M97ふくろう星雲(おおぐま座)
銀河(何千億個もの星の集まり)…M66、M65、NGC3628(しし座)
、M51子持ち銀河(りょうけん座)、M64ブラックアイ銀河(かみのけ座)、M104ソンブレロ銀河(おとめ座)、M81& M82(おおぐま座)、NGC3115(ろくぶんぎ座)
恒星(太陽の仲間)…アルギエバ、ミザール、コル・カロリ(二重星)

 

5月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

5月南

5月15日 21時ごろの北の空(六呂師)

5月北