10月の主な天文現象
1日(土) | 新月 |
9日(日) | 上弦 |
13日(木) |
後の月(十三夜) |
16日(日) |
満月 天王星が衝(地球をはさんで、天王星と太陽が反対方向のいちになること。天王星が一晩中観察できるほか、明るく大きく見えるため、観望の好機) |
22日(土) | オリオン座流星群が極大(月齢21.5で条件悪) |
23日(日) | 下弦 |
30日(日) | 金星と土星が接近(夕方の西天) |
31日(月) | 新月 |
10月の天文トピック
10月13日(木) 後の月(十三夜)
旧暦(太陰太陽暦)の8月15日の月を十五夜(中秋の名月)としてお月見をするのに対し、1か月後の旧暦9月13日を「後の月」とか「十三夜」といい、もう一度お月見をする風習があります。十三夜の月は、ちょうど食べごろの大豆や栗を備えることから「豆名月」や「栗名月」と呼びます。中秋の名月はもともと中国で行われていた行事ですが、十三夜のお月見は日本独自の風習といわれています。 先日の中秋の名月の日は天気が悪く、月を見ることのできなかった方も多いと思います。今年は「十三夜」の名月を楽しまれてはいかがでしょうか。(なお、今年の十三夜の月齢は12.1です) |
10月22日(土) オリオン座流星群の極大 オリオン座流星群(星座絵:ステラナビゲータ/株式会社アストロアーツ)
オリオン座流星群はハレー彗星を母天体する流星群です(母天体とは流星の元となるチリの発生源)。流星の速度が速いため、明るい流星が多く、流星痕と呼ばれる跡が残ることが多いです。 ただ、今年は月齢が21.5で、放射点付近のオリオン座を追いかけるように月が昇るため、流星の観察条件は悪いです。 観察する場合は、月が視界に入らないようにする必要があります。このころには、夜に気温がかなり下がってきているため、あたたかい服装や飲み物を準備されるとよいでしょう。 |
10月の週末天体観望会
テーマ アンドロメダ大銀河をみよう |
見ごろな天体 惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)… 土星(十月前半まで)・火星・天王星・海王星 星雲(宇宙のちりやガスの集まり)…M57リング星雲(こと座) M27アレイ状星雲 二重星… アルビレオ(はくちょう座) アルマク(アンドロメダ座) 散開星団(若い星の集まり)… M11(たて座) 二重星団H-χ(ペルセウス座) 球状星団(年老いた星の集まり)… M13(ヘルクレス座) M15(ペガスス座) M2(みずがめ座) M30(やぎ座) 銀河(何千億個もの星の集まり)… M31アンドロメダ銀河(アンドロメダ座) M33銀河 |
10月15日 21時ごろの南の空(六呂師)
10月15日 21時ごろの北の空(六呂師)
自然保護センターでは毎週土曜日の19:00~21:00の間に週末天体観望会を開催しています(一般天体観望会は1・2月は休み)。80㎝の天体望遠鏡で、惑星、星雲、星団、銀河などを観察します。このページでご紹介した天体も観望していただけますので、是非ご来館ください。
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