5月の主な天文現象
6日(金) | みずがめ座η(エータ)流星群が極大 |
7日(土) |
新月 |
8日(日) |
アルデバランの食 |
9日(月) |
水星の日面経過(日本では見えず) |
14日(土) | 上弦 |
15日(日) | 月と木星が接近 |
22日(日) |
満月 月と火星が接近 火星が衝(地球からみて火星が太陽の反対側になり、観望の好機) |
29日(日) | 下弦 |
31日(火) |
火星が地球に最接近 |
5月の天文トピック
5月15日 月と木星の接近! 5月22日 満月と火星の接近!
春の夜空でひときわ明るく輝いている木星(-2.2等級)が5月15日(日)に月齢8.6の月と最接近します。2つの明るい天体の共演を楽しむことができます。 また、5月22日には火星が衝となり、観望の好機をむかえます。5月31日の火星と地球の最接近をひかえ、日に日に輝きを増す火星はマイナス2等級にもなっています。その火星の間近に満月が近づいてくるため、金色に輝く満月と赤く輝く月の共演を楽しむことができます。また、近くには土星やアンタレスがあるため、たいへんにぎやかな空になっています。 |
5月31日 火星の地球最接近!
5月31日には火星が地球に最接近します。火星は約780日(約2年2カ月)の周期で地球への接近を繰り返します。火星の公転軌道が楕円形をしているため、最接近時の地球と火星の距離は毎回変わります。今回の最接近ではかなり近くまで火星が近づくため(約7528万km)、望遠鏡で観望すると、火星の表面の様子を確認することができます。なお、次回の最接近は2018年ですが、その時にはさらに火星が地球に近づき、地球-火星間の距離5759万kmと大接近となります。 31日にはセンターで特別観望会「火星・地球最接近!」を開催します。最接近する火星の様子を福井県最大の口径80㎝の望遠鏡で観望してはいかがですか。また、火星のすぐ近くには土星があるため、土星の観望も行います。 |
5月の週末天体観望会
テーマ 春の銀河をみよう |
見ごろな天体 惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…木星 散開星団(若い星の集まり)… M44、M67(かに座) M48(うみへび座) 球状星団(年老いた星の集まり)… M3(りょうけん座) M13(ヘルクレス座) 星雲(宇宙のちりやガスの集まり)…M97ふくろう星雲(おおぐま座) M57リング星雲(こと座) 銀河(何千億個もの星の集まり)… M51子持ち銀河(りょうけん座) M104ソンブレロ銀河(おとめ座) M64黒目銀河(かみのけ座) |
5月15日 21時ごろの南の空(六呂師)
5月15日 21時ごろの北の空(六呂師)
自然保護センターでは毎週土曜日の19:30~21:30の間に週末天体観望会を開催しています(一般天体観望会は1・2月は休み)。80㎝の天体望遠鏡で、惑星、星雲、星団、銀河などを観察します。このページでご紹介した天体も観望していただけますので、是非ご来館くださいね。
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