6月の主な天文現象
3日(金) |
土星が衝(地球からみて土星が太陽の反対側になり、観望の好機) |
4日(土) |
パンスターズ水星とNGC7293(らせん星雲)が接近 |
5日(日) |
新月 水星が西方最大離角 |
7日(火) | 金星が外合(これ以降は宵の明星として夕方の西の空に輝きます) |
12日(日) |
上弦 月と木星が接近 |
17日(金) |
月と火星が接近 |
20日(月) |
満月 |
21日(火) |
夏至 |
28日(火) |
下弦 |
6月の天文トピック
6月3日 土星の衝
土星が6月3日に衝となり、地球から見て太陽の正反対の位置に来ます。一般に、衝の位置になるとその天体は観測の好機であるといわれます。それは次のような理由からです。 ①衝の時期には、その天体が日没近くに上り、深夜頃に南中し、日の出のころに沈むため、一晩中観測することができる。 ②衝の位置にある天体は、地球との距離が最も近くなるため、視直径が最も大きく、光度が最大になる。 今年の土星は、5月31日に地球に最接近した「火星」と並んで見えます。また、近くにはさそり座の一等星アンタレスがあり、土星の周辺はとても賑やかです。また、ここ数年は土星の環の傾きが大きく、地球からたいへん観察しやすい状態になっています。 |
6月の週末天体観望会
テーマ 土星・火星・木星をみよう |
見ごろな天体 惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)… 木星…表面の様子やガリレオ衛星が見どころです。 火星…5月31日に地球に最接近し、6月前半も明るく大きい状態が続きます。 ふだんは見ることが難しい表面の様子を観察する絶好のチャンスです。 土星…やっと土星観望のシーズンが到来です。6月から10月ごろまでが見ごろです。 散開星団(若い星の集まり)… M44、M67(かに座) 球状星団(年老いた星の集まり)… M3(りょうけん座) M13(ヘルクレス座) 星雲(宇宙のちりやガスの集まり)…M97ふくろう星雲(おおぐま座) M57リング星雲(こと座) 銀河(何千億個もの星の集まり)… M51子持ち銀河(りょうけん座) M104ソンブレロ銀河(おとめ座) |
6月15日 21時ごろの南の空(六呂師)
6月15日 21時ごろの北の空(六呂師)
自然保護センターでは毎週土曜日の19:30~21:30の間に週末天体観望会を開催しています(一般天体観望会は1・2月は休み)。80㎝の天体望遠鏡で、惑星、星雲、星団、銀河などを観察します。このページでご紹介した天体も観望していただけますので、是非ご来館くださいね。
過去の天文情報はこちらから