8月の主な天文現象
3日(水) |
新月 |
6日(土) |
月と木星が接近 |
9日(火) | 伝統的七夕(旧暦7月7日) |
11日(木) | 上弦 |
12日(日) |
ペルセウス座流星群が極大 センターにて 天文教室「ペルセウス座流星群をみよう」開催 月と火星と土星が接近 |
17日(水) |
水星が東方最大離角 |
18日(木) | 満月 |
24日(水) |
火星とアンタレスが接近 |
25日(木) |
下弦 |
28日(日) |
金星と木星が接近 |
8月の天文トピック
8月12日 ペルセウス座流星群の極大 毎年、夏休み恒例の「ペルセウス座流星群」が今年もやって来ます。今年は8月12日の22時ごろが流星群の極大で観測される流星の数がピークを迎えると予想されています。一方で、この日は月齢が9.6で夜中の0時過ぎまでは月が出ています。夜空が暗くなり、流星の観察に最も適しているのは月が沈んでから明け方までの時間帯となります。 <観察のポイント> ①空全体を広く見渡しましょう。 ペルセウス座流星群の輻射点は上の写真の赤丸の位置です。このあたりから流星が放射状に広がっていきます。ただ、この方向を見ていれば流星がたくさん見えるということではなく、流星は夜空のどこにでも同じように現れます。輻射点の方向にこだわらず、できるだけ空の広い範囲を見渡す方が流星を確認できる可能性が高まります。なお、輻射点近くの流星は軌跡が短くなり、離れたところの流星は流星の軌跡が長くなります。 ②空を広く見渡せる、暗い場所が観察に適しています。 広場や校庭、河川敷など視界の開けた場所が、夜空の様々な場所に現れる流星の観察に適しています。また、市街地のように明るい場所では暗い流星を見つけることができないため、街灯や町明りのない場所の方がより流星を探しやすくなります。 観察場所には、レジャーシートをお持ちになるのがおすすめです。シートを敷いて、寝っ転がって流星を探す首が疲れません。また、夏とはいえ夜は冷えますので、上着を準備されると安心です。 ③流星の発生が活発な期間 流星群のピークは12日ですが、その前後の8月7日~15日頃は流星の出現が活発になります。12日の夜が晴れるとは限りませんので、この期間中の天気の良い夜に流星の観察をされるのがオススメです。 ④観察に適した時間帯 流星群の輻射点の高度が高いほど、多くの流星の出現が期待できます。21時過ぎから輻射点の高度が上がりはじめ、未明(太陽が昇り始める前)に最も高くなります。そのため、21時過ぎから徐々に流星の数が増え始め、空が明るくなり始める前に最も多くの流星が出現することになります。 また、今年のペルセウス流星群は18日が満月となるため、期間の後半になるほど月の出ている時間が長くなります。月明かりは流星観察の邪魔になるので、なるべく月のない時間帯を選んで観察すると流星を見つけやすくなります。 |
8月の週末天体観望会
テーマ 宇宙の宝石 惑星状星雲をみよう |
見ごろな天体 惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)… 火星…5月31日に地球に最接近し、8月も明るく状態が続きます。 土星…夏は土星観望のシーズンです。6月から10月ごろまでが見ごろです。 今年と来年は土星の輪が開いて見えるため、見ごたえがあります。 星雲(宇宙のちりやガスの集まり)…M57リング星雲(こと座) M27アレイ状星雲 二重星… アルビレオ(はくちょう座) 散開星団(若い星の集まり)… M11(たて座) M6、M7(さそり座) 球状星団(年老いた星の集まり)… M13(ヘルクレス座) M15(ペガスス座)
銀河(何千億個もの星の集まり)… M51子持ち銀河(りょうけん座) |
8月15日 21時ごろの南の空(六呂師)
8月15日 21時ごろの北の空(六呂師)
自然保護センターでは毎週土曜日の19:30~21:30の間に週末天体観望会を開催しています(一般天体観望会は1・2月は休み)。80㎝の天体望遠鏡で、惑星、星雲、星団、銀河などを観察します。このページでご紹介した天体も観望していただけますので、是非ご来館くださいね。
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