10月の天文情報(29年度)

10月の主な天文現象

4日(水)

中秋の名月 ※特別観望会「中秋の名月」開催!

6日(金) ○満月 金星と火星が接近(明け方の東の空)

12日(木)

◑下弦
17日(火) 土星の環が最も開く
18日(水)

月と金星と火星が接近(明け方の東の空)

20日(金)

●新月 天王星が衝

24日(火) 月と土星が接近(夕方、南西の空)
27日(金) 木星が合
28日(土) ◐上弦

 10月の天文トピック

【条件最良のオリオン座流星群】

 10月21日(土)にはオリオン座流星群の活動が極大になります。極大の予想時間は20時ごろです。当日は新月過ぎになるため、月明かりの影響が全くない好条件です。放射点であるオリオン座が昇ってくる夜半~翌22日の明け方にかけてが見ごろとなります。視界の開けた暗い場所では1時間当たり、10~20個程度の流星が見えると予想されます。10月の中旬から下旬にかけて、流星の数が多くなりますので、極大の日以外でも流星群を楽しめます。

 オリオン座流星群の母天体は有名なハレー彗星です。流星の対地速度が速いため、明るい流星が多く、有痕率が高いという特徴があります。観察に挑戦される際は、非常に夜間に冷え込む時期ですので、十分にあたたかい服装をご準備ください。あたたかい飲み物などもオススメです。

 

 

オリオン座流星群の放射点(星図 アストロアーツ ステラナビゲーター)

 

10月の週末天体観望会

テーマ ★銀河の女王 アンドロメダ銀河をみよう★

見ごろな天体

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)

  土星(10月初旬くらいまで)・天王星・海王星             

銀河(何千億個もの星の集まり)

  M31アンドロメダ大銀河(アンドロメダ座)

二重星

  アルビレオ(はくちょう座)・アルマク(アンドロメダ座)

散開星団(若い星の集まり)

  M11(たて座)

球状星団(年老いた星の集まり)

  M13(ヘルクレス座)

  M15(ペガスス座)

惑星状星雲(太陽くらいの質量の恒星が一生の最後に見せる姿)

  M57 リング星雲(こと座) 

  M27 アレイ状星雲(こぎつね座)

  NGC7293  らせん星雲(みずがめ座)

 

10月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

 

 

 

10月15日 21時ごろの北の空(六呂師)

 

 

自然保護センターでは毎週土曜日の19:00~21:00の間に週末天体観望会を開催しています(一般天体観望会は1・2月は休み)。口径80㎝の天体望遠鏡で、惑星、星雲、星団、銀河などを観察します。このページでご紹介した天体も観望していただけますので、是非ご来館ください。

 

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