4月の天文情報(30年度)

4月の主な天文現象

1日(日)

水星が内合

2日(月)

しし座Rが極大

4日(火)

上弦

8日(日) 下弦
16日(月) 新月
19日(木) 天王星が合
23日(月)

こと座流星群が極大

上弦

30日(月)

水星が西方最大離角

満月

4月の週末天体観望会

テーマ ★天国への入口と言われる 「プレセペ星団」をみよう★

開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください)

 北斗七星からたどる「春の大曲線」にそって、春の星座たちがいっせいに姿を見せ始めてきています。心地よい夜風に吹かれながら見上げる春の星空のなんと素敵なことでしょう。目につくのは、やはり夕方の西天で宵の明星として輝く金星で、これからは高度も少しずつ高くなってきます。また、4月18日から19日の夕方には、細い月に金星とおうし座の「プレヤデス星団」、「ヒヤデス星団」がそろってにぎやかになります。

 4月のテーマになっている「プレセペ星団」は、かに座のほぼ中心に見えるM44の散開星団です。おうし座のヒヤデス星団とは兄弟ともいえる星団で、かつて2つの星団は同じ巨大な星雲から誕生したことが分かっています。肉眼でもぼんやり見えることから、古代の人々にとって、その姿は不気味に映ったようです。古代ギリシャの哲学者プラトンらは、人間の霊が天上へ行き来する出入り口と考えていたそうです。

 夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。

見ごろな天体

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…

  木星・火星・金星・水星

                     

星雲(宇宙のちりやガスの集まり)…

  M42オリオン大星雲                

 

散開星団(若い星の集まり)…

  M36・M37・M38(ぎょしゃ座)、M44プレセペ(かに座)、

  M45プレヤデス星団(おうし座)

 

球状星団(年老いた星の集まり)…  

  M3(りょうけん座)

 

銀河(何千億個もの星の集まり)…

  M104ソンブレロ銀河(おとめ座)、M51子持ち銀河(りょうけん座)、

  M64ブラックアイ銀河(かみのけ座)M65(しし 座)

 

惑星状星雲(太陽くらいの質量の恒星が一生の最後に見せる姿)…

  M97ふくろう星雲(おおぐま座) 

 

4月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

4月15日 21時ごろの北の空(六呂師)

 

 自然保護センターでは毎週土曜日の19:30~21:30の間に週末天体観望会を開催しています(一般天体観望会は1・2月は休み)。80㎝の天体望遠鏡で、惑星、星雲、星団、銀河などを観察します。このページでご紹介した天体も観望していただけますので、是非ご来館ください。

 

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