1月の天文情報(令和元年度)

1月の主な天文現象

1日(水) 元日
3日(金) ◐上弦
4日(土) 17時頃、しぶんぎ座流星群が極大(見頃は5日未明。1時間に20個程度。月明かりの影響はないが、極大時刻の条件が悪く、当たり外れも大きい)
5日(日) 地球が近日点通過(1億4709万1143km、太陽の直視径32′3″)
6日(月) 小寒
11日(土) 〇満月/半影月食※ 天王星が留
13日(月) 成人の日
14日(火) 土星が合
17日(金) ◑下弦
20日(月) 大寒
21日(火) 細い月と火星が大接近
25日(土) ●新月
28日(火) 細い月と金星が接近

 

1月のトピック&見ごろな天体

※1・2月は降雪の恐れがあるため、観察棟を閉鎖いたします。そのため、プラネタリウムや週末天体観望会は1・2月は休止となります。

 なお、1~2月の間、自然保護センター本館2階にて、冬の星空ガイド開催中です。(土、日、祝日 11:00~ 14:00~ 15:00~の3回】

★トピック★

 元旦の日の出には、なんだか清々しい気分にさせてくれるようなところがあります。お天気次第ではありますが、自分の好きな場所や初日の出の名所などに出かけたり、部屋の窓から見る初日の出を見たりして、今年1年の平穏と無事を祈りましょう。福井では7時から7時10分ごろに楽しめそうです。
 また、4日のしぶんぎ座流星群は、月明かりの心配もなく好条件で観測できます。しぶんぎとは、「四分儀」と書き、角度を測るのに用いられた昔の天体観測器です。しかし、現在は使われておらず88星座には含まれていません。うしかい座、りゅう座、ヘルクレス座に囲まれた辺りが放射点になります。

 どちらにしてもお天気次第、昨年度は週末になると曇りや雨で週末天体観望会がさみしかったです。今年は、お天気の良い週末になって、皆さまに美しい六呂師の星空を楽しんでいただけるよう、祈りたいと思います。

★惑星★

○水星…11日に外合となり、以後は日の入り直後の西の低い空に位置します。見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。

○金星…日の入り後の南西の空で明るく輝いています。明るさは、-4.0等~-4.1等。

○火星…日の出前の南東の空に見え、明るさは、1.6等~1.4等。

○木星…見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。

○土星…見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。

○天王星…19日に東矩となり、夕方の南の空に見えます。
○海王星…28日ごろ、夕方の西の空で金星と接近します。

★見ごろな天体★

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…天王星
恒星(二重星など)…ミラ(くじら座)、アルリシャ(うお座) 7つの一等星(ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン)
散開星団(若い星の集まり)…M45プレアデス星団:すばる(おうし座)、M36、M37、M38(ぎょしゃ座)
球状星団(年老いた星の集まり)…M79(うさぎ座)
銀河…アンドロメダ大銀河(アンドロメダ座)、M77セイファート銀河(くじら座)
散光星団…M42オリオン大星雲(オリオン座)
超新星残骸…M1かに星雲(おうし座)

 

1月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

1月南

1月15日 21時ごろの北の空(六呂師)

1月北