10月の天文情報(令和元年度)

10月の主な天文現象

6日(日) ◐上弦
8日(火) 寒露
9日(水) 10月りゅう座流星群が極大(見頃は9日の夜のはじめ頃。1時間に1個程度。月が明るく条件が悪い)
10日(木) おうし座南流星群が極大(見頃は9月25日頃から10月5日頃までの夜半頃。1時間に2個程度)/土星が東矩
14日(月祝) ○満月
20日(日) 水星が東方最大離角
21日(月) ◑下弦
22日(火) オリオン座流星群が極大(見頃は極大を中心とする4~5日間の未明。1時間に5個程度。条件がよい)
24日(木) 霜降
28日(月) ●新月/天王星が衝

 

10月のトピック&見ごろな天体

※週末天体観望会 を午後19:00~21:00に開催しています。

 観察棟最終入館時間は、20:45です。

★トピック★

 今月「衝」を迎える天王星は、太陽から約30億Km(地球から約15億Km)彼方を84年ほどで公転しています。天王星は1781年3月13日イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見された太陽系7番目の惑星です。天王星の最大の特徴は、自転軸が98度あること、つまり天王星は横倒しの状態で太陽の周りを回っていることです。望遠鏡で覗くと少し緑がかった天王星を福井県最大の望遠鏡で見てみませんか?

★惑星★

○水星…20日に東方最大離角となり、夕方の西の空に見えます。

○金星…夕方低い位置に宵の明星として見え始めます。

○火星…見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。

○木星…へびつかい座を東に移動しています。日の入り後の南西の低い空に位置しています。下旬になると日の入り後3時間ほどで沈んでしまいます。明るさは、-2.0等~-1.9等。

○土星…いて座を東に移動しています。宵の南から南西の空に見え、明るさは、0.5等~0.6等。

★見ごろな天体★

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…土星、木星、海王星、天王星
二重星・・・アルマク(アンドロメダ座)、アルビレオ(はくちょう座)、ミラ(くじら座)
散開星団(若い星の集まり)…M11(たて座)、二重星団h-χ(ペルセウス座)
球状星団(年老いた星の集まり)…M2(みずがめ座)、 M15(ペガスス座)
惑星状星雲(太陽くらいの質量の恒星が一生の最後に見せる姿)…M57 リング星雲(こと座)、M27 アレイ状星雲(こぎつね座)、NGC7293  らせん星雲(みずがめ座)
銀河…M31アンドロメダ大銀河(アンドロメダ座)、M33 さんかく座銀河(さんかく座)

 

10月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

10月南

10月15日 21時ごろの北の空(六呂師)

10月北