12月の天文情報(令和元年度)

12月の主な天文現象

4日(水) ◐上弦
7日(土) 大雪
12日(木) ○満月
15日(日) 4時頃、ふたご座流星群が極大(見頃は14日夜の夜半過ぎ。1時間に20個程度。月が明るく条件が悪い)
19日(木) ◑下弦
22日(日) 冬至
26日(木) ●新月/部分日食が見られる
28日(土) 木星が合

 

12月のトピック&見ごろな天体

※週末天体観望会 を午後19:00~21:00に開催しています。

 観察棟最終入館時間は、20:45です。

★トピック★

 今年2回目となる部分日食が12月26日の午後に起こります。日食とは、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。太陽は、たいへん強い光と熱を出している天体です。まぶしすぎて直接見ることはできませんし、肉眼で直接太陽を見ると、短い時間であっても目を痛めてしまいます。太陽が欠けていても、また、地平線に近づいて光が穏やかになったように感じても、光と熱が強烈であることは変わりません。最も簡単に見るには、木漏れ日や厚紙にあけたピンホールを使って地面に写して見る方法があります。日食グラスなど専用の観察器具があればクリアに見ることができます。安全に観察してくださいね。

 自然保護センターでは、部分日食を見る天文教室を開催します。マイ日食グラスを作って観察してみませんか?

★惑星★

○水星…日の出前の東の空に位置し、見やすくなっています。1日から7日までの明るさは-0.5等~-0.6等。

○金星…日の入り直後の南西の低い空で輝いています。徐々に高度が上がり、宵の明星としての存在感を放つようになります。明るさは、-3.9等~-4.0等。

○火星…日の出直前の南東の低い空に見え、明るさは、1.7等~1.6等。太陽の近くで見えにくいです。

○木星…11月28日に合となります。太陽の方向にあり、観察には適していません。

○土星…日の入り直後の南西の低い空に見えますが、中旬になると日の入りから2時間ほどで沈んでしまうようになります。明るさは、0.6等~0.5等。

○天王星…おひつじ座にいて、双眼鏡でみつけてみましょう。5.7等
○海王星…11日が東矩で、夕方の西の空にみえます。7.9等

★見ごろな天体★

・惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)… 天王星、海王星
・恒星(二重星など)…アルマク(アンドロメダ座)、ミラ(くじら座)、アルリシャ(うお座)
・散開星団(若い星の集まり)…M52(カシオペア座)、M45プレアデス星団:すばる(おうし座)、M37(ぎょしゃ座)
・球状星団(年老いた星の集まり)…M15(ペガスス座)

・銀河…アンドロメダ大銀河(アンドロメダ座)、M77セイファート銀河(くじら座)
・散光星団…M42オリオン大星雲(オリオン座)
・超新星残骸…M1かに星雲(おうし座)

 

12月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

12月南

12月15日 21時ごろの北の空(六呂師)

12月北