3月の天文情報(令和元年度)

3月の主な天文現象

3日(火) ◐上弦
8日(日) 海王星が合
9日(月) 水星が留/金星と天王星が接近
10日(火) 〇満月
16日(月) ◑下弦
19日(木) 月と土星が接近
20日(金) 春分の日/火星と木星が最接近
24日(火) ●新月/水星が西方最大離角
25日(水) 金星が東方最大離角

 

3月のトピック&見ごろな天体

 3月16日(月)までの期間、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、観察棟を閉鎖させていただきます。

★トピック★

 3月20日が春分なので、これまで全盛を誇るように輝いていた冬の星座たちが、宵の早い時刻のうちに西の空へ傾いていることがわかります。逆に東の空からは、春の星座たちが駆け上ってくるように見えます。夕方の空でひときわ目を引くのは、なんといっても宵の明星の金星で、-4.2~4.4等級の輝きです。
 また、明け方には惑星たちが集合してきます。9日には、天王星と金星、18日ごろには、月、火星、木星、土星が集合し、20日には火星と木星、土星が並び、途中で月も接近してなんだか楽しそうな星空をみることができそうです。

★惑星★

○水星…明け方の東の低い空に位置しています。24日に西方最大離角となりますが、観察は難しいでしょう。

○金星…夕方の西の空で明るく輝いています。25日に東方最大離角となります。明るさは、-4.2等~-4.4等。

○火星…明け方の南東の空に見え、明るさは、1.1等~0.8等。20日に木星と接近して並びます。

○木星…明け方の南東の空に見え、明るさは、-2.0等~-2.1等。20日に火星と接近して並びます。

○土星…日の出前の南東の空に見え、明るさは0.7等。木星と並んでいます。

○天王星…夕方の西の空低く位置しています。
○海王星…観察は難しいでしょう。

★見ごろな天体★

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…金星
恒星(二重星など)…ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カぺラ、アルデバラン)、レグルス
散開星団(若い星の集まり)…M45プレアデス星団/すばる(おうし座)、M36、M37、M38(ぎょしゃ座)、M44プレセぺ星団
球状星団(年老いた星の集まり)…M79(うさぎ座)
銀河…M65、66(しし座)
散光星団…M42オリオン大星雲(オリオン座)
超新星残骸…M1かに星雲(おうし座)

 

3月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

3月南

3月15日 21時ごろの北の空(六呂師)

3月北