6月の天文情報(令和元年度)

6月の主な天文現象

3日(日) ●新月
5日(水) 細い月と火星が接近
10日(月) ◐上弦
11日(火) 木星が衝
12日(水) 海王星が西矩
16日(日) 月と木星が大接近
17日(月) ○満月
22日(土) 夏至
24日(月) 水星が東方最大離角
25日(火) ◑下弦

 

月のトピック&見ごろな天体

※週末天体観望会 を午後19:30~21:30に開催しています。

 観察棟最終入館時間は、21:15です。

★トピック★

 アルクトゥールスの北、うしかい座のε(イプシロン)星の『プリケルマ』。ラテン語で「最も美しいもの」という意味です。色の対比が美しい2重星で、美しさを見るには望遠鏡が必要です。星の中には、単独ではなくいくつかの星が隣り合って輝いているものがあります。このような星を「重星」と呼び、二重星は地球から見る星が同じ方向に近接して見えるものを言います。肉眼では一つの星に見えるのですが、望遠鏡などで観測するとふたつに分かれて見えます。

★水星

 日の入り後の北西の低い空に位置しています。24日に東方最大離角となり、日の入り30分後くらいに観測しやすくなります。明るさは、-0.5~-0.9等。

★金星

 日の出の直前、北東の空の低い位置で輝いています。明るさは、-3.9等。

火星

 日の入り直後の西の低い位置で見え、日の入り後2時間たたないうちに沈みます。明るさは、1.8等。

★木星

 へびつかい座を西に移動し真夜中には南中します。明るさは、-2.6等。

★土星
 下旬になると20時頃に登ってくるようになります。明るさは、0.3~0.1等。

★見ごろな天体★

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…木星 土星
散開星団(若い星の集まり)…M68(うみへび座)
球状星団(年老いた星の集まり)…   M13(ヘルクレス座)
星雲(宇宙のちりやガスの集まり)…NGC6572(へびつかい座)
銀河(何千億個もの星の集まり)…  M64ブラックアイ銀河(かみのけ座)M65 M66渦巻銀河(しし座)M104ソンブレロ銀河(おとめ座)

 

6月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

6月南

6月15日 21時ごろの北の空(六呂師)

6月北

 

M27(こぎつね座の亜鈴星雲)

M27