9月の天文情報(令和元年度)

9月の主な天文現象

1日(木) 二百十日
3日(火) 水星が外合
4日(水) 火星が合
6日(金) ◐上弦 木星が東矩 月と木星が大接近
8日(日) 月と土星が大接近
11日(水) 海王星が衝
13日(金) 中秋の名月
14日(土) ○満月(本年最遠の満月)
22日(日) ◑下弦
23日(月) 秋分の日
29日(日) ●新月

 

9月のトピック&見ごろな天体

※週末天体観望会 を午後19:30~21:30に開催しています。

 観察棟最終入館時間は、21:15です。

★トピック★

 今月「衝」を迎える海王星は、フランスの天文学者ブヴァールが計算で求め、その後イギリスのアダムスやフランスのルベリエといった数学者が位置計算に取り組みドイツの天文学者ガレにより1846年に発見されました。公転周期は165年、発見時は、みずがめ座にありました。その時と同じみずがめ座に見ることができます。太陽から遠く離れているので、7.8等の暗い惑星ですが、円盤像で青っぽくみえる海王星を大きな望遠鏡で覗いてみませんか。

★惑星★

○水星…4日に外合となります。以降、日の入り後の西の低空に位置し、見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。

○金星…日の入り直後の西の低空に位置しています。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。

○火星…しし座を東に移動し、下旬にはおとめ座に入ります。2日に合となります。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。

○木星…へびつかい座を東に移動しています。宵の南西の空に見え、明るさは、-2.2等から-2.0等。

○土星…いて座を西に移動していますが、18日に留(りゅう)となり、以降、東向きの移動に転じます。宵の南の空に見え、明るさは、0.3等から0.5等。

★見ごろな天体★

・惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…木星、土星、海王星

・二重星…アルビレオ(はくちょう座)
・散開星団(若い星の集まり)…M11(たて座)
・球状星団(年老いた星の集まり)…M13(ヘルクレス座)  M15(ペガスス座)
・惑星状星雲(太陽くらいの質量の恒星が一生の最後に見せる姿)…M57 リング星雲(こと座)、M27 アレイ状星雲(こぎつね座)、NGC7293  らせん星雲(みずがめ座)

 

9月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

9月南

9月15日 21時ごろの北の空(六呂師)

9月北