7月の天文情報(令和2年度)

7月の主な天文現象

1日(水) 半夏生 水星が内合
4日(土) 地球が遠日点通過
5日(日) ○満月 22時頃南東月齢14の月と木星が並ぶ
7日(火) 小暑 七夕
10日(金) 金星が最大光度(-4.5等)
12日(日) 水星が留
13日(月) ◑下弦
14日(火) 木星が衝
19日(日) 土用の入り
21日(火) ●新月 土星が衝
22日(水) 大暑
23日(木) 水星が西方最大離角
27日(月) ◐上弦
30日(木) みずがめ座δ(デルタ)南・北流星群が極大

 

7月のトピック&見ごろな天体

※週末天体観望会 を午後19:30~21:30に開催しています。

 観察棟最終入館時間は、21:15です。

★トピック★

 7月7日は七夕、しかし肝心の主役の織女星ベガと牽牛星アルタイルは、東の空に昇って間もないのであまり目立ちません。やはり、旧暦の七夕(今年は8月25日)の頃の方が、空高くに見えて楽しめるのかもしれません。
 今月は木星と土星がそれぞれ衝となり、見ごろを迎えます。東の空から並んで昇ってくる明るい木星と土星の輝きは、これからの主役となりそうです。
 30日には、みずがめ座δ南・北流星群が極大を迎えます。30日前後の一週間、月が沈んでから、暑い夏の夜、夕涼みを兼ねて流れ星を探してみるのもいいですね。

★水星

 23日に西方最大離角となり、明け方の東の空に見えます。明るさは、0.3等~-0.4等。

★金星

 日の出前の東の空で明るく輝いています。明るさは、-4.5等~-4.4等。10日に最大光度(-4.5等)となります。

火星

 お座とくじら座の境目付近を東に移動しています(順行)。日の出前の南東から南の空に見え、明るさは、-0.5等~-1.1等。

★木星

 14日に衝となり、観望の絶好機を迎えます。明るさは-2.7等~-2.8等。

★土星
 21日に衝となり、木星と並び目を引きます。観望の好機を迎えます。真夜中の南の空に見え、明るさは、0.2等~0.1等。

★天王星

 明け方の南の空に位置します。

★海王星 

 明け方の南の空に位置します。

★見ごろな天体★

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…木星、土星              
散開星団(若い星の集まり)…M11(たて座)、M6・M7(さそり座)
球状星団(年老いた星の集まり)… M13(ヘルクレス座)、M5(へび座)
銀河(何千億個もの星の集まり)…M104 ソンブレロ銀河(おとめ座)、M51 子持ち銀河(りょうけん座)
惑星状星雲(太陽くらいの質量の恒星が一生の最後に見せる姿)… M57 リング星雲(こと座)、M27 アレイ状星雲(こぎつね座)

 

7月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

 

7月15日 21時ごろの北の空(六呂師)