9月の天文情報(令和3年度)

9月の天文情報

 

   7日   (火) 🌑新月
 14日(火) 🌓上弦/水星が東方最大離角
15日(水) 海王星が衝
20日(祝   月) 敬老の日/彼岸の入り
21日(火) 🌕満月(中秋の名月)
23日(祝   木) 秋分の日
27日(月) 水星の留
29日(水) 🌗下弦

9月の星空散歩

 9月23日の秋分の日からは少しずつ夜の長さの方が昼間より長くなってきます。秋晴れの夜は、虫の声を聞きながら地面にねっころがって、空の真ん中に見える夏の大三角を見てみるのもいいですね。じんわりと地面から伝わってくる熱は、真夏に比べるといくらか和いだように感じるころです。ごろりと横になると目を引くのは何といっても南の空で並ぶ木星と土星の二大惑星の輝きでしょう。昨年までと違って土星と木星の場所が入れ替わって、木星が東にあります。そんな東の空に目を向けると、秋の星座たちが見え始めていることに気づくでしょう。夜の冷え込みも意外に強まってきますので防寒対策をしっかりして秋の夜空を楽しみましょう。

 

 

今月の惑星

水星・・・14日に東方最大離角となり、夕方の西の低い空に位置しています。

金星・・・夕方の西から南西の低い空で明るく輝いています。10日には細い月と並びます。明るさは、-4.0等~-4.2等。

火星・・・見かけの位置が太陽に近く、地球からも遠ざかりました。観察には適していません。

木星・・・日の入りから1時間経った頃には南東の空に見えます。明るさは、-2.9等~-2.7等。

土星・・・日の入りから1時間ほど経った頃には南東から南の空に見え、明るさは、0.3等~0.5等。

天王星・・・うお座に位置しています。明るさは、5.7等。

海王星・・・みずがめ座に位置しています。明るさは、7.8等。

 

見ごろな天体

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…土星 木星  

二重星・・・アルビレオ(はくちょう座)

散開星団(若い星の集まり)…M11(たて座)

球状星団(年老いた星の集まり)…M13(ヘルクレス座)  M15(ペガスス座)

惑星状星雲(太陽くらいの質量の恒星が一生の最後に見せる姿)…M57 リング星雲(こと座) M27 アレイ状星雲(こぎつね座)  NGC7293  らせん星雲(みずがめ座)

 

今月のイベント

特別観望会

9月20日(月祝)中秋の名月~名月とジャズとの共演~

今後、新型コロナウイルス感染症状況により中止となる場合があります。

 

 

 

              9月15日21:00頃 南の空

 

 

 

              9月15日21:00頃 北の空