1月の天文情報
1日 |
木星が留 |
2日 |
水星が留 |
3日 |
地球が近日点通過 |
4日 |
🌗下弦 しぶんぎ座流星群が極大 |
6日 |
小寒 |
8日 |
成人の日 |
11日 |
🌑新月 |
12日 |
水星が西方最大離角 |
18日 |
🌓上弦 |
20日 |
大寒 |
21日 |
月とプレアデス星団が接近 |
23日 |
木星が東矩 |
26日 |
🌕満月 |
27日 |
天王星が留 |
28日 |
水星と火星が接近 |
留とは、内側の軌道を回る地球が外惑星を追い抜く際にその動きが止まっているように見える状態のこと。
東矩とは、外惑星の場合、地球から見た太陽の離角が東に90°になるときのことで、夕方の西の空に見える。
1月のトピック
寒い季節になりましたが、星空は1年のうちでもさえわたり綺麗に輝きを見せてくれる時期でもあります。「冬の星空は綺麗」とよく言われます。それは、ちゃんと理由があります。空気中の水蒸気が少なく、星の光りが直接目に届くこと。その時空の高い所を吹く強い風のおかげで、キラキラまたたくこと。冬の星座には1等星と呼ばれる明るい星が7つも色とりどりに輝くことです。福井県の冬は曇りがちなので、なかなか綺麗な星空に出会う機会はないのですが、それでも雪の晴れ間に星をみつけるとなんだか嬉しくなります。晴れた日には、暖かい服装で星空を見上げてみませんか。
1月の惑星
水 星・・・12日に西方最大離角となり、みつけやすくなります。下旬は高度が低く観察しづらくなります。
金 星・・・日の出前、南東の空に見えます。明るさは、-4.0等~-3.9等。
火 星・・・見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいです。
木 星・・・1日に留となり星空の中で木星は止まったように見えます。明るさは、-2.6~-2.4等。
土 星・・・宵の南西の低い空に見えます。明るさは、1.0等
天王星・・・2月4日に東矩となり、宵の空高く双眼鏡で見つけられます。明るさは、5.7等。
海王星・・・宵の南西に見えます。明るさは、7.9等。
※週末天体観望会は、1~2月開催しておりませんのでご注意ください。雪の具合にもよりますが、3月より再開の予定です。ホームページ等でご確認くださり、ぜひお越しください。お待ちしています。
見ごろの天体
惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…天王星 海王星 木星
恒星(二重星など)・・・7つの一等星(ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン)
散開星団(若い星の集まり)…M45プレアデス星団:すばる(おうし座)
M36、M37、M38(ぎょしゃ座)
球状星団(年老いた星の集まり)…M79(うさぎ座)
銀河・・・アンドロメダ大銀河(アンドロメダ座) M77セイファート銀河(くじら座)
散光星団・・・M42オリオン大星雲(オリオン座)
超新星残骸・・・M1かに星雲(おうし座)
↑1月15日21:00南の空(クリックで拡大できます)
↑1月15日21:00北の空(クリックで拡大できます)