12月の天文情報

12月の天文情報

1日

🌑新月

6日

水星が内合

7日

大雪

8日

土星食 木星が衝  火星が留  海王星が留

9日

🌓上弦 海王星食

14日

ふたご座流星群が極大 プレアデス星団の食

15日

🌕満月

16日

水星が留

21日

冬至

23日

🌗下弦

25日

スピカ食 水星が西方最大離角

31日

🌑新月

 

12月の星空散歩

 なにかと気ぜわしい年の暮れが近づいてきました。たまにはゆっくり星空を見上げて一息つきましょう。一番目を引くのは、南東の空に-2.8等という明るく輝く木星でしょう。周りが明るいところでもひときわ目立つ明るさです。木星は太陽系の惑星です。太陽系の惑星は他にも、日没後には「宵の明星」こと金星、南西のみずがめ座の中には土星が輝いています。さらに夜遅くには火星が昇ってきます。

 一方、12月恒例のふたご座流星群は、月明かりの影響で条件はいまいち、出現期間は12月4日から20日なので、お天気の良いときを狙ってみてみるのも良いでしょう。今年最後の星々に願いを込めて、「来年もきれいな星空が見られますように」。

12月の惑星

水星・・・6日に内合、25日に西方最大離角となります。明るさは、0.3~-0.4等。

金星・・・夕方、西の空で「宵の明星」として、-4.2~-4.4等で輝いています。

火星・・・かに座の位置にあり、真夜中頃、南東の高い所で-0.5~-1.2等で輝きます。

木星・・・真夜中に南から西の空高く見えています。明るさは、-2.8等~-2.7等。

土星・・・宵の南西から西の空に見えます。8日には夕方土星食が起こります。明るさは、0.9~1.1等。

天王星・・・11月17日に衝となったばかりで、観測の好期となっています。

海王星・・・12月19日に東矩となり、夕方の南の空に位置しています。

 

見ごろな天体

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…水星 金星 火星 木星 土星 天王星 海王星

恒星アルマク(アンドロメダ座) 冬のダイヤモンド(カペラ、ポルックス、プロキオン、リゲル、シリウス、アルデバラン)

散開星団(若い星の集まり)…M45プレアデス星団(すばる:おうし座)

                   M36.37(ぎょしゃ座)

球状星団(年老いた星の集まり)…M2(みずがめ座)  M15(ペガスス座)

散光星雲(自ら光を放つか、恒星の光を反射して輝くガスの雲)…

M42 オリオン大星雲(オリオン座)

銀河31アンドロメダ大銀河(アンドロメダ座)M74渦巻銀河(うお座)

 

↑12月15日21:00南の空(※クリックで拡大できます)

(ステラナビゲータ12より)

 

↑12月15日21:00北の空(※クリックで拡大できます)

(ステラナビゲータ12より)