3月の天文情報
4日 |
🌗下弦 |
5日 |
啓蟄 |
10日 |
🌑新月 |
17日 |
🌓上弦 海王星が合 |
20日 |
春分の日 |
25日 |
🌕満月 水星が東方最大離角 |
3月のトピック
3月20日の春分を過ぎると、冬の星座たちが宵の早い時間に西の空へと傾いていくようになります。そして、東の空からは、しし座を探す目印の逆クエスチョンマークなど春の星座たちがまるで駆け上がってくるように見えてきます。季節の移り変わりを星の動きで実感します。3月の注目は「水星」と「彗星」。水星は、25日に今年最大の高度になり、観望のチャンスを迎えます。「彗星」は、12pポン・ブルックス彗星が夕方の空で見やすくなる予定。
3月の惑星
水星・・・25日に東方最大離角となります。19日から30日までの明るさは、-0.8等~0.8等。
金星・・・日の出前の南東から東の空低いところに見えます。明るさは、-3.9等。
火星・・・日の出前の南東から東の空低いところに見えます。明るさは1.2等。
木星・・・宵の西の空に見えます。明るさは、-2.2等~-2.1等。
土星・・・高度が低く、観察は難しいでしょう。
天王星・・・夕方の西の空に見えます。
海王星・・・3月18日に、合となり見られません。
※「合」とは、地球から見て太陽の方向にあること。それで観測はできません。
※週末天体観望会
午後7:00~9:00(閉館の15分前までに入館してください)
週ごとのテーマ
2日:オリオン大星雲(M42)を見よう
9日:シリウスB観測にチャレンジ
16日:ふたご座の二重星(カストル)を見よう
23日:しし座の二重星(アルギエバ)を見よう
30日:しし座の銀河群を見よう
見ごろの天体
恒星(二重星など)・・・ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、
カぺラ、アルデバラン、レグルス、アルギエバ、レグルス
散開星団(若い星の集まり)…M45プレアデス星団/すばる(おうし座)
M36、M37、M38(ぎょしゃ座)
M44プレセぺ星団
球状星団(年老いた星の集まり)…M79(うさぎ座)
銀河・・・M65、66(しし座)
散光星団・・・M42オリオン大星雲(オリオン座)
超新星残骸・・・M1かに星雲(おうし座)
↑3月15日21:00南の空(クリックで拡大できます)
↑3月15日21:00北の空(クリックで拡大できます)
ステラナビゲータ12より