６月の天文情報

 

5日	金星が外合
6日	🌑新月
10日	入梅
12日	土星が西矩
14日	🌓上弦
15日	水星が外合
20日	アンタレス食
21日	夏至　海王星が西矩
22日	🌕満月
29日	🌗下弦

※外合・・・太陽の方向にあるので観察できない。

※西矩・・・日の出時に南中。明け方の東の空に見える。

 

6月の惑星

水星…日の出前、東の低い空に位置しています。15日に外合となった後、日の入り後の北西から西の低い空に位置します。高度が低いので、観察は難しいでしょう。

金星…5日に外合となるので北西の低い空に位置するようになり、観察は難しいでしょう。

火星…日の出前の東の空に見えます。明るさは、1.1等～1.0等。

木星…下旬には日の出前の東の空に位置します。明るさは、-2.0等。

土星…12日西矩となり、明け方の南東の空にみえます。明るさは、1.0等～0.9等。

天王星…太陽に近く見にくい状態です。

海王星…21日に西矩となり、明け方の南東の空に位置しています。

 

6月の星空散歩

　6月21日は夏至、1年中で最も日暮れが遅く、日の出は早いです。しかも6月10日は入梅、そろそろ梅雨に入るころです。晴れ間の少ない季節ですが20日にはアンタレス食、明け方には火星が昇るようになりました。空が暗くなったころには、春の星座が西に傾き始め、夏の星座が東の空に見えてきます。アンタレスや淡い散開星団M44,土星が月に近づく様子を楽しんでみてはいかがでしょうか。天頂付近には、麦星ともいわれるアルクトゥールスがよく目立ち、夏が近いなあと思わせてくれます。

 

見ごろな天体

散開星団(若い星の集まり)…IC4665、NGC6633（へびつかい座）

球状星団(年老いた星の集まり)…M3(うしかい座)　M13(ヘルクレス座)

星雲(宇宙のちりやガスの集まり)…NGC6572（へびつかい座）

銀河(何千億個もの星の集まり)…M51子持ち銀河（りょうけん座)　Ｍ64（かみのけ座）

M66・M65（しし座）M104ソンブレロ銀河（おとめ座）

恒星（太陽の仲間）…アルクトゥルス　スピカ（一等星）

惑星（地球と同じように太陽の周りを回る星）…火星　土星　海王星

 

6月中旬21時頃の星空

↑６月１５日２１：００頃　南の空（ステラナビゲータ１２より）

 

↑６月１５日２１：００頃　北の空（ステラナビゲータ１２より）