7月の天文情報

7月の天文情報

1日

半夏生 土星が留

3日

海王星が留

5日

地球が遠日点通過

6日

小暑 🌑新月

14日

🌓上弦

15日

海の日

19日

土用の入り

21日

🌕満月

22日

大暑 水星が東方最大離角

25日

土星食

28日

🌗下弦

31日

みずがめ座δ(デルタ)南流星群が極大

 

トピック

7月7日は七夕、しかし織女星ベガと牽牛星アルタイルは、東の空に昇って間もないのであまり目立ちません。やはり、旧暦の七夕(今年は8月10日)の頃の方が、空高くに見えて楽しめるのかもしれません。7月25日の昼間には土星食が起こります。天体望遠鏡や双眼鏡を使って是非見たい現象です。

月末頃は、みずがめ座δ南流星群が見頃です。1時間に5個程度と予測されています。出現期間が7月14日~8月20日と長期間にわたって出現する流星群なので新月の時など空の条件のよいときに観測してみましょう。

梅雨明けとなり、いよいよ夏空シーズンの始まりです。

今月の惑星

水星・・・7月22日に東方最大離角となり、夕方の西の空に見えます。明るさは、0.0等~0.2等。

金星・・・日の入り後の北西から西の低い空にあり、明るさは-3.9等ですが、見かけの位置が太陽に近く観察は難しいでしょう。

火星・・・明け方の東の空に位置しています。明るさは、1.0等~0.9等。

木星・・・日の出前の東の空に位置し、明るさは-2.0等~-2.1等。

土星・・・真夜中の南東の低い空に見え、明るさは0.9等~0.8等。

天王星・・・夜明け前の東の空に見えます。

海王星・・・夜明け前の南の空に見えます。

 

見ごろな天体

散開星団(若い星の集まり)…M11(たて座)  M6・M7(さそり座)

  球状星団(年老いた星の集まり)… M13(ヘルクレス座)  M5(へび座)

銀河(何千億個もの星の集まり)…M51 子持ち銀河(りょうけん座)

惑星状星雲(太陽くらいの質量の恒星が一生の最後に見せる姿)…

M57 リング星雲(こと座)       

 M27 アレイ状星雲(こぎつね座)

 恒星夏の大三角(デネブ・ベガ・アルタイル)、アンタレス

 

今月のイベント

★7月7日(日)星に願いを~七夕の夜とフルートの調べ~(要予約)

19:30~21:30 観察棟

★7月12日(金)~9月1日(日)ふくい星空写真展

  センター開館時間(9:00~17:00) センター本館レクチャーホール

★7月26日(金)夏に輝く一等星(小学3年生以上、要予約)

  19:30~21:30 観察棟

 

↑7月15日21:00頃 南の空(クリックで拡大できます)

 

↑7月15日21:00頃 北の空(クリックで拡大できます)

(ステラナビゲータ12より)