3月の天文情報

3月の天文情報

1日

夕方、月と水星が接近

2日

夕方、月と金星が並ぶ

5日

啓蟄 プレアデス星団の食

7日

🌓上弦

8日

水星が東方最大離角

12日

土星が合

14日

🌕満月

15日

水星が留

17日

彼岸の入り 月とスピカが接近

20日

春分の日 / 海王星が合

22日

🌗下弦

23日

金星が内合

24日

4時、土星の環の消失(土星が地球に対して横を向く)

25日

水星が内合

29日

🌑新月

3月のトピック

 3月20日の春分を過ぎると、冬の星座たちが宵の早い時間に西の空へと傾いていくようになります。しかし、夕方の西の空には、水星と金星、おうし座には明るい木星、さらに地球から遠ざかりつつある火星があり、賑やかな早春の日暮れ時となっています。そして、東の空からは、しし座を探す目印の逆クエスチョンマークなど春の星座たちがまるで駆け上がってくるように見えてきます。季節の移り変わりを星の動きで実感します。

3月の惑星

水星・・・3月8日に東方最大離角となり、中旬まで夕方の西の空に見えます。明るさは、-1.0等~5.1等。

金星・・・上旬は日の入り後西の空に見えますが、その後は高度が低くなり観察が難しくなります。23日に内合となり、それ以降は日の出前の東の空に位置するようになります。明るさは、-4.6等~-4.0等。

火星・・・宵のころ、南からの南西の空に見えます。明るさは-0.3等~0.4等。

木星・・・宵のころ、南西から西の空に見えます。明るさは、-2.3等~-2.1等。

土星・・・上旬は西の低い位置に、12日に合となり、それ以降は日の出前の東の空低い位置になります。太陽に近く、観察は難しいでしょう。24日に環の消失が起こりますが、日本では土星が昇る前なの時間帯になります。明るさは1.1等~1.2等。

天王星・・・夕方の西の空に見えます。

海王星・・・3月20日に、太陽に追いつかれて見えません。

※「合」とは、地球から見て太陽の方向にあること。それで観測はできません。

※週末天体観望会

  午後7:00~9:00(閉館の15分前までに入館してください)

週ごとのテーマ

1日:火星と木星を見よう

8日:月と木星と火星を見よう

15日:ふたご座の二重星(カストル)とふたご座に位置する火星を見よう

22日:しし座の二重星(アルギエバ)とうみへび座の三重星を見よう

   30日:木星と冬のなごりの天体を見よう

 ただし、積雪によっては中止になります。ホームページで確認してお越しください。

 

見ごろの天体

恒星(二重星など)・・・ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、

カぺラ、アルデバラン、レグルス、アルギエバ、レグルス

散開星団(若い星の集まり)…M45プレアデス星団/すばる(おうし座)

                  M36、M37、M38(ぎょしゃ座)

                  M44プレセぺ星団

球状星団(年老いた星の集まり)…M79(うさぎ座)

銀河・・・M65、66(しし座)

散光星団・・・M42オリオン大星雲(オリオン座)

超新星残骸・・・M1かに星雲(おうし座)

 

↑3月15日21:00南の空(※クリックで拡大できます)

(ステラナビゲータ12より)

 

↑3月15日21:00北の空(※クリックで拡大できます)

(ステラナビゲータ12より)