11月の主な天文現象
1日(木) |
◑下弦 |
6日(火) |
おうし座南流星群が極大(見頃は11月15日以前の夜半頃。1時間に2個程度) |
7日(水) |
水星が東方最大離角 / 立冬 |
8日(木) | ●新月 |
13日(火) | おうし座北流星群が極大(見頃は11月15日以前の夜半頃。1時間に2個程度) |
17日(土) | 水星が留 |
18日(日) | しし座流星群が極大(見頃は18日の未明。1時間に2個程度。条件はまずまず) |
23日(金祝) |
○ 満月 |
25日(日) | 海王星が留 |
26日(月) | 木星が合 |
27日(火) | 水星が内合 |
30日(金) | ◑下弦 |
11月の週末天体観望会&トピック&見ごろな天体
★週末天体観望会★
テーマ ★アンドロメダ座の二重星「アルマク」の色の違いをみよう★ 開催時間 19:00~21:00 (時間内に観察棟までお越しください) |
★トピック★ だんだん寒くなり寂しい印象の秋の夜空ですが、秋の星座探しの手がかりとなるペガスス座の「秋の大四辺形」を中心に、アンドロメダ座、カシオペア座、ケフェウス座、ペルセウス座、くじら座と、古代エチオピア王国でくりひろげられるギリシャ神話の登場順にたどってみると、まるで絵物語をみているような楽しさが味わえる星空でもあります。 また、秋の星座の1等星は、みなみのうお座のフォーマルハウトただ一つしかありません。フォーマルハウトは、周囲に明るい星がないためよく目立っています。そして、ぽつんと輝くその姿は「秋のひとつ星」とも呼ばれています。秋の大四辺形の西の星ふたつを結んで南に伸ばしていくとたどり着きます。是非、探してみてください。 ★火星 やぎ座を東に移動し、中旬にはみずがめ座に移ります。日の入り後の南の空に見え、真夜中頃に沈みます。明るさは-0.6等〜-0.1等。 ★土星 いて座を東に移動しています。日の入り後の南西の空の低いところに見えますが、月末になると、日の入り後2時間ほどで沈んでしまいます。明るさは0.6等〜0.5等。 ★金星 日の出前の南東の空の低いところに位置しています。中旬から下旬にかけて高度が上がり、観察しやすくなります。明るさは-4.1等〜-4.7等。 ★11月上旬にはおうし座、18日にはしし座流星群が極大 おうし座南流星群は6日ごろ、おうし座北流星群は13日ごろ極大になると予想されています。ただし、出現はあまり多くはありません。月明かりもなく好条件なのでのんびり探すのもよいかもしれません。 2001年に日本で流星雨となって見られたしし座流星群もすっかり静かな出現となりましたが、極大が18日午前1時ころとみられています。こちらも注目してみてください。 ★夕空を見てみましょう 日暮れがずいぶん早くなりました。南の空では、木星、土星、火星の輝きが人目を引いています。特に、9日から13日ころそれぞれの惑星に月が近づき並びます。少しにぎやかな夕空を見ることができるでしょう。↓図をクリック
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★見ごろな天体★ 惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…火星 天王星 海王星 恒星(二重星など)…アルマク(アンドロメダ座) アルビレオ(はくちょう座) ミラ(くじら座) フォーマルハウト(みなみのうお座) 散開星団(若い星の集まり)…M52(カシオペア座) M45プレアデス星団〈すばる〉(おうし座) 球状星団(年老いた星の集まり)…M72(みずがめ座) M15(ペガスス座) 惑星状星雲(太陽くらいの質量の恒星が一生の最後に見せる姿)…M57 リング星雲(こと座) M27 アレイ状星雲(こぎつね座) NGC7293 らせん星雲(みずがめ座) 銀河…アンドロメダ大銀河(アンドロメダ座) M77セイファート銀河(くじら座) |
11月15日 21時ごろの南の空(六呂師)
11月15日 21時ごろの北の空(六呂師)
自然保護センターでは毎週土曜日の19:00~21:00の間に週末天体観望会を開催しています(一般天体観望会は1・2月は休み)。80㎝の天体望遠鏡で、惑星、星雲、星団、銀河などを観察します。このページでご紹介した天体も観望していただけますので、是非ご来館ください。
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