7月の天文情報(30年度)

7月の主な天文現象

6日(金)

◑下弦

7日(土)

特別観望会 七夕の夜―織姫星と彦星をみよう―

12日(木)

水星が東方最大離角

13日(金) ●新月
16日(月) 細い月と金星が接近
20日(金) ◐上弦

21日(土)

天王星が西矩
25日(水) 月と土星が接近
28日(土) ○満月(皆既月食) 火星が衝
31日(火)

火星が大接近

特別観望会 15年ぶりの大接近!巨大な火星をみよう

7月の週末天体観望会

テーマ ★15年ぶりに大接近する「火星」をみよう★

開催時間 19:30~21:30 (時間内に観察棟までお越しください)

 7月31日、火星が15年ぶりに大接近します。接近は、火星の公転周期が約687日、地球の公転周期が約365日であることから、およそ2年2か月ごとに起こることになります。特に今回は、火星の公転軌道と地球の公転軌道が最も近いところで接近しますので、15~17年に一度しか巡ってこない大接近となるのです。火星は、地球のすぐ外側の軌道を回っていながら、直径が地球の半分しかないので接近の時こそ観測のチャンスです。今年の火星は南半球がよく見えているので、ドライアイスでできた白く輝く南極冠に注目してみましょう。

火星

 

 7月中旬には、20:30頃西から東へと金星、木星、土星、火星と並んでいます。さらに、金星のそばにはしし座のレグルス、金星と木星の間にはおとめ座のスピカ、木星と土星の間にはさそり座のアンタレスも輝いていて、これらの7つの星を結ぶと西から東へと壮大なアーチがかかっているように見えるので、是非さがしてみてください。

 7月28日には、皆既月食(太陽に照らされた地球の影の中に月が入る現象)が見られます。今回の皆既月食は、日付がかわったばかりの3:20くらいからかけ始め、月が欠けたまま海に沈む月没帯食となります。満月のすぐ近くには火星も見えるはずです。

見ごろな天体

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…

 火星:やぎ座といて座の間に見られます。今年は15年ぶりの大接近。巨大な火星を観察しましょう。

 木星:てんびん座にある木星が目を引きます。表面の縞模様やガリレオ衛星など観察してみましょう。

 土星:昨年に引き続き、環が大きく開いているので、そのようすを観察してみましょう。

                     

星雲(宇宙のちりやガスの集まり)…          

 M27アレイ状星雲(こぎつね座)

 M57リング星雲(こと座)  

 

散開星団(若い星の集まり)…

  M11(たて座)、M6・7(さそり座)

 

球状星団(年老いた星の集まり)…  

 M5(へび座)、 M13(ヘルクレス座)

 

銀河(何千億個もの星の集まり)…

 M51子持ち銀河(りょうけん座)

 M104ソンブレロ銀河(おとめ座)

 

7月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

南の空

7月15日 21時ごろの北の空(六呂師)

北の空

 自然保護センターでは毎週土曜日の19:30~21:30の間に週末天体観望会を開催しています(一般天体観望会は1・2月は休み)。80㎝の天体望遠鏡で、惑星、星雲、星団、銀河などを観察します。このページでご紹介した天体も観望していただけますので、是非ご来館ください。

 

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