５月の天文情報

2日	八十八夜 　水星が内合
6日	立夏　　🌕満月　半影月食
7日	0時頃、みずがめ座η（エータ）流星群が極大（見頃は5～8日、月の条件は悪い）
10日	天王星が合
12日	🌗下弦
14日	水星が留
20日	🌑新月
21日	小満
28日	🌓上弦
29日	水星が西方最大離角

 

5月の星空散歩

5月6日の明け方、半影月食が見られます。半影月食としては深いほうですが、肉眼では「いつもよりちょっと暗いかな」って感じに見えます。カメラでは、オーバーに写せるでしょう。

宵の明星「金星」が明るく輝き、頭の上には、北斗七星が大きく輝いています。その北斗七星の柄のカーブにそって南に延長してたどる「春の大曲線」も見ごろとなっています。これを目印にうしかい座やおとめ座など春の星座をさがしてみましょう。

春の星座はちょっと間延びした感じの印象になります。それは、全部で８８ある星座の中で大きさ1位のうみへび座、2位のおとめ座、3位のおおぐま座があるからです。1位のうみへび座の背中には、カラス座やコップ座、ろくぶんぎ座といった小さな星座もあります

ちょっと疲れた時には、星空を見上げて心身ともにリフレッシュしてみませんか。

5月の惑星

水星・・２日に内合となり、明け方の東の低い空に位置します。２９日に西方最大離角となりますが、観察は難しいでしょう。

金星・・夕方の西の空に見えます。明るさは-4.1等～-4.４等。

火星・・夕方の西の空に見え、明るさは１．３等～１．５等。

木星・・4月12日に合となったばかりで観測はできません。

土星・・明け方の南東の低い空に見えます。明るさは、０．９等。

天王星・・10日に合となりみられません。

海王星・・明け方、東の低い空に位置します。

 

見ごろな天体

惑星（地球と同じように太陽の周りを回る星）…金星　火星

散開星団(若い星の集まり)…M44（かに座）

球状星団(年老いた星の集まり)…M3（りょうけん座）M68(うみへび座)

星雲(宇宙のちりやガスの集まり)…M97ふくろう星雲（おおぐま座）

銀河(何千億個もの星の集まり)…M66　M65　NGC3628（しし座）

M51子持ち銀河（りょうけん座)　

M64ブラックアイ銀河（かみのけ座）

M104ソンブレロ銀河（おとめ座）

M81 M82（おおぐま座）NGC3115（ろくぶんぎ座）

恒星（太陽の仲間）…　春のダイヤモンド（アルクトゥールス、スピカ、デネボラ、コル・カロリ）　

 

↑5月１５日２１：００頃　南の空（クリックで拡大できます）

 

↑5月１５日２１：００頃　北の空（クリックで拡大できます）