「お知らせ」カテゴリーアーカイブ

  • 2019.06.20

     自然保護センターでは夏休み期間中に、六呂師高原の夏の自然を満喫できる特別企画を実施します。ライトトラップや鷹匠デモンストレーション、天体観望会・教室、特別展示など盛りだくさんです。どの企画も、ご家族そろってお楽しみいただけます。

    尚、企画で申し込みが必要なものについては、各イベント情報ページにてご確認ください。

    ▼詳しくはチラシをご覧ください。

    ・チラシをダウンロード【PDF】

    ・チラシをダウンロード【JPG表】【JPGウラ】

  • 2019.06.12

     自然保護センター周辺で咲き始めた、今が見ごろの植物を紹介します。

     自然保護センターから妻平湿原へ抜けるアプローチ歩道では、ナルコユリが見ごろを迎えています。「ナルコユリ」の「ナルコ」とは、絵馬のような形状の木の板に竹筒などを糸でつるしたもので、動かすことによって音が鳴る道具で、田畑の鳥の追い払いや、侵入者を知らせる防犯装置として利用するものです。ぶら下がっている鳴子の竹筒などが、茎に垂れ下がっている細長い花の様子に似ていることから、この名前がつけられました。ナルコユリは風に吹かれても音は鳴りませんが、葉に隠れてゆらゆらと揺れる花の姿は可憐ですよ。

    ナルコユリ

     自然保護センターから少し下った車道沿いや神明山には「ササユリ」が見られます。6月11日(火)には、開花したものが2株みられました。まだつぼみの株も複数ありますので、しばらくの間、清楚な花が楽しめると思います。「ササユリ」の「ササ」は、葉の形が「笹」に似ていることに由来します。花が咲くと白っぽいものからピンク色が濃いものまで、さまざまです。そして、周囲に甘い香りを漂わせます。また、池ケ原湿原では、「ノカンゾウ」、「コバギボウシ」、「コオニユリ」といった様々なユリの仲間が生育しています。それぞれのユリの形、色、香りの違いを体感しに、六呂師高原にいらしてくださいね。

    ササユリつぼみ
    ササユリ葉
     

    ササユリ開花
     

    ササユリ花

     「笹」の葉といえば、七夕飾り、七夕!自然保護センターは植物だけでなく、プラネタリウムや天体観測も楽しめます。プラネタリウムは土・日、祝日上映しており、現在午前10:00~と11:00~は「天の川と七夕の話」を上映しています。また、7月7日(日)には、自然保護センターの観察棟で「七夕の夜~織姫星と彦星に会おう~」と称して、特別展望会を開催します。星空の解説や天の川の観望をお楽しみいただけますので、ぜひお越しくださいませ。

     

    ≪6月15日(土)、16日(日)≫

    【池ヶ原湿原ガイド】 ※6月15日(土)のみ
     湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
     <講 師> 北川 博正さん
     <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15
           (所要時間約60分)
     <集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
     <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

     

    【四季の自然観察シリーズ】※6月16日(日)のみ
     自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
     <講 師> 井草 貴男さん
     <テーマ> 馬取池の生き物と環境について探ってみよう
     <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15  
           (所要時間約60分)
     <集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
     <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

     

    【六呂師高原のケモノたち はく製展示】

     六呂師高原で見られる野生動物たちのくらしを、はく製とセンサーカメラでとらえた映像とともに紹介します。小さなお子さまからお楽しみいただけます。
       <時 間>  9:00~17:00  随時受付

     

    【プラネタリウム】
     夏の星座解説と星座の物語。
     <時 間> 10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~
          (所要時間約40分)
     <星座の物語>
      午前 「天の川と七夕の話」
      午後 「悲しきオルフェウスの話」

     

    【週末天体観望会】※6月15日(土)のみ
     <6月のテーマ> ★春の夜空で最も明るく輝くオレンジ色の1等星★
     <時 間> 19:30~21:30(時間内に観察棟までお越しください)
     ※曇・雨天時はプラネタリウムを上映します。
      また、夜はかなり冷え込みます。お越しの際は防寒の上、足元に十分にご注意ください。

  • 2019.05.31

    【緑の中で緑色の生きものが…】
     雨の日が多くなってくるこれからの時期、自然観察の森の中にある馬取池は、ソフトボール大でクリーム色の泡のようなものがぶら下がっています。それは、モリアオガエルの卵塊で、泡の中には数百個の卵が入っています。
     モリアオガエルの雄は体長5~7cm、雌は6~9cmと大型のカエルで、その緑色がとてもきれいです。繁殖期になると、雄が「カララ・コロコロ」と鳴きながら雌を待ち、卵塊は雌雄共同で作ります。馬取池周りの木々はモリアオガエルにとっては絶好の産卵場所となるため、これから梅雨の時期にかけてどんどん数が増えていくと思われます。5月28日には、観察デッキから見えるだけで20個以上の卵塊を確認することができました。
     今週末は、このモリアオガエルの卵塊をご覧になりませんか。新緑の中にフワリと浮かんでいる白い姿はとても神秘的です。日曜日には、このような動植物をガイドとともに観察する「四季の自然観察シリーズ」もあり、爽やかな森の中を気軽に歩くことのできるおすすめのプログラムです。その他、下記の様々なプログラムも開催していますので、奮ってご参加ください。

     

    ≪6月1日(土)、2日(日)≫

    【池ヶ原湿原ガイド】 ※6月1日(土)のみ
     湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
     <講 師> 斉藤 寿子さん
     <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15
           (所要時間約60分)
     <集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
     <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

     

    【四季の自然観察シリーズ】※6月2日(日)のみ
     自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
     <講 師> 多田 雅充さん
     <テーマ> 初夏の雑木林
     <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15  
           (所要時間約60分)
     <集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
     <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

     

    【六呂師高原のケモノたち はく製展示】

     六呂師高原で見られる野生動物たちのくらしを、はく製とセンサーカメラでとらえた映像とともに紹介します。小さなお子さまからお楽しみいただけます。
       <時 間>  9:00~17:00  随時受付

     

    【プラネタリウム】
     春の星座解説と星座の物語。
     <時 間> 10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~
          (所要時間約40分)
     <星座の物語>
      午前 「かんむり座の話」
      午後 「ぶたにばけた七つ星」

     

    【週末天体観望会】※6月1日(土)のみ
     <6月のテーマ> ★春の夜空で最も明るく輝くオレンジ色の1等星★
     <時 間> 19:30~21:30(時間内に観察棟までお越しください)
     ※曇・雨天時はプラネタリウムを上映します。
      また、夜はかなり冷え込みます。お越しの際は防寒の上、足元に十分にご注意ください。

  • 2019.05.24

    【レンゲツツジが見ごろの池ヶ原湿原】
     新緑が生い茂る池ヶ原湿原の木道を進んでいくと、燃えるように鮮やかな赤橙色の群がりに視線を奪われます。それは、レンゲツツジの花です。
     いったいどれくらいのレンゲツツジが花を咲かせているのでしょうか。ざっと数えてみたら、300あまりもの株が確認できました。
     実は、昭和はじめの六呂師高原の辺りには、見える範囲全体にレンゲツツジが咲いており、この美しい花を見るために一日に5,000人を超える人で賑わったと言います。
     今では、六呂師高原のレンゲツツジは池ヶ原湿原に限られていましたが、湿原の中ではかつての風情を味わうことができます。皆さんも古くから福井の人々に親しまれてきた花を愛でに池ヶ原湿原へ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
    今週末の土日がちょうど満開です!

    →池ケ原湿原ガイド詳細ページへ

    ↑5月22日(水)撮影

     

    ≪5月25日(土)、26日(日)≫

    【池ヶ原湿原ガイド】 ※5月25日(土)のみ
     湿原の多くの動植物が見ごろとなる5月下旬から7月下旬にかけ、ガイドを実施します。
     <講 師> 小林 則夫さん
     <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15
           (所要時間約60分)
     <集 合> 開催時間までに、池ヶ原湿原駐車場にお集まりください。
     <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

     

    【四季の自然観察シリーズ】※5月26日(日)のみ
     自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
     <講 師> 吉田 眞美子さん
     <テーマ> 森でワクワク・ドキドキ体験
     <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15  
           (所要時間約60分)
     <集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
     <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

     

    【六呂師高原のケモノたち はく製展示】

     六呂師高原で見られる野生動物たちのくらしを、はく製とセンサーカメラでとらえた映像とともに紹介します。小さなお子さまからお楽しみいただけます。
       <時 間>  9:00~17:00  随時受付

     

    【プラネタリウム】
     春の星座解説と星座の物語。
     <時 間> 10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~
          (所要時間約40分)
     <星座の物語>
      午前 「かんむり座の話」
      午後 「ぶたにばけた七つ星」

     

    【週末天体観望会】※5月25日(土)のみ
     <5月のテーマ> ★春は銀河だ!『おとめ座銀河団』★
     <時 間> 19:30~21:30(時間内に観察棟までお越しください)
     ※曇・雨天時はプラネタリウムを上映します。
      また、夜はかなり冷え込みます。お越しの際は防寒の上、足元に十分にご注意ください。

  • 2019.05.17

    【池ヶ原湿原ガイドが始まります】
     今週末から始まる「池ヶ原湿原ガイド」では、自然観察の専門家によるガイド付きで、誰でも気軽に湿原の自然と触れ合うことができます。
     県内随一の湿原植物の生育地である池ヶ原湿原では、保全活動により再生された多様な湿原の生物たちについて学ぶことができます。また、季節に応じて、湿原に群生する貴重な植物たちは一見の価値有りです。これからの季節は「レンゲツツジ」が咲き始めます。レンゲツツジは国内に自生するツツジの仲間でも、花の大きさが最大の種で、池ヶ原湿原には300株以上が自生しています。湿原に敷かれた木道を歩いて奥へ進むと、鮮やかな赤橙色のレンゲツツジに目を奪われることでしょう。
     池ヶ原湿原ガイドは、これから7月20日までの毎週土曜日に開催されます。無料で申し込みも不要ですので、ぜひご参加ください。

    →池ケ原湿原ガイド詳細ページへ

     

    ≪5月18日(土)、19日(日)≫

    【四季の自然観察シリーズ】※5月19日(日)のみ
     自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
     <講 師> 牧野 晃治さん
     <テーマ> 気候療法で春の森を歩こう
     <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15  
           (所要時間約60分)
     <集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
     <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

     

    【六呂師高原のケモノたち はく製展示】

     六呂師高原で見られる野生動物たちのくらしを、はく製とセンサーカメラでとらえた映像とともに紹介します。小さなお子さまからお楽しみいただけます。
       <時 間>  9:00~17:00  随時受付

     

    【プラネタリウム】
     春の星座解説と星座の物語。
     <時 間> 10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~
          (所要時間約40分)
     <星座の物語>
      午前 「かんむり座の話」
      午後 「ぶたにばけた七つ星」

     

    【週末天体観望会】※5月18日(土)のみ
     <5月のテーマ> ★春は銀河だ!『おとめ座銀河団』★
     <時 間> 19:30~21:30(時間内に観察棟までお越しください)
     ※曇・雨天時はプラネタリウムを上映します。
      また、夜はかなり冷え込みます。お越しの際は防寒の上、足元に十分にご注意ください。

  • 2019.05.10

    【必見! はく製展示「六呂師高原のケモノたち」】
     現在、当センター本館1階のレクチャーホールで、「六呂師高原のケモノたち」と題し、ツキノワグマやイノシシ、カモシカなど六呂師高原で見られる野生動物のはく製を多数展示しています。
     今回の特別展示では、はく製とセットで、それぞれの動物の映像を収めた小さなモニターを展示しています。これらの映像は自然保護センターでこれまで撮り貯めたセンサーカメラの撮影動画を編集したもので、普段はめったに見ることのできない六呂師高原でのケモノたちのくらしを紹介しています。木登りするツキノワグマや、ノウサギを食べるクマタカなど、迫力の映像からケモノたちの生態を知ることができます。また、いろいろな動物の毛皮やシカの角などに自由に触れられるコーナーや、あしあとスタンプを押すコーナーは、小さなお子さまに大人気です。
     その他、事務室前には新しい大きなコウノトリのはく製も展示中です。センターにお越しいただければ、野生動物たちの新しい発見があること間違いなしです。

    六呂師高原のケモノたち
    毛皮タッチコーナー
    新コウノトリのはく製

     

    ≪5月11日(土)、12日(日)≫

    【四季の自然観察シリーズ】 ※5月12日(日)のみ
     自然観察の専門家のガイドと一緒に森を歩きながら、毎回ちがったテーマで六呂師高原の自然や楽しみ方を学びます。※雨天時は、館内の展示を解説します。
     <講 師> 田渕 千鶴子さん
     <テーマ> 新緑の森を歩こう
     <時 間> 11:00~12:00  13:15~14:15  
           (所要時間約60分)
     <集 合> 開催時間までに、自然保護センター玄関前にお集まりください。
     <持ち物> 飲み物、長そで、長ズボン、ぼうし、タオル等

     

    【プラネタリウム】
     春の星座解説と星座の物語。
     <時 間> 10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~
          (所要時間約40分)
     <星座の物語>
      午前 「かんむり座の話」
      午後 「ぶたにばけた七つ星」

     

    【週末天体観望会※5月11日(土)のみ
     <5月のテーマ> ★春は銀河だ!『おとめ座銀河団』★
     <時 間> 19:00~21:00(時間内に観察棟までお越しください)
     ※曇・雨天時はプラネタリウムを上映します。
      また、夜はかなり冷え込みます。お越しの際は防寒の上、足元に十分にご注意ください。

  • 2019.04.25

    【GWは自然とのふれあいを満喫しませんか】

     4月27日(土)より春の大型連休が始まります。連休中に自然保護センターではゴールデンウィーク特別企画を開催します。ガイドとともに春の自然の中を散策するイベントや、森の材料を使った工作、動物のはく製やセンサーカメラの映像展示、プラネタリウムや天体観望会など、盛りだくさんの企画で皆様をお待ちしております。これらのプログラムは全て無料で、申し込みも不要です。このゴールデンウィークはご家族でゆっくりと六呂師高原を満喫してみませんか。

    ▼詳しくは下のチラシをご覧ください。

    GW特別企画

    チラシをダウンロード【JPG】【PDF】

     

     

     

  • 2019.04.19

    【オキナグサの花が咲きました】
     4月の中旬になり、センター周辺に植えられたソメイヨシノもようやく咲き始め、今週末に見ごろを迎えそうです。
     さて、センター前の学習広場の奥には、昨年造った新しい花壇があります。そこには「オキナグサ」が植えられており、その花が丁度見ごろを迎えています。オキナグサは、深紅の花が釣鐘状で下向きに咲き、花が終わると翁の白い銀髪のような毛が長く伸びる実を付けることから、その名が付けられたそうです。
     このオキナグサは、昭和60年頃に六呂師高原で2株確認されたのを最後に、すでに福井県から野生個体が絶滅してしまったと考えられています。しかし絶滅の前に移植されていた十株程からオキナグサを増殖する活動が行われ、花壇では見ることができるようになりました。現在「オキナグサを蘇らせる会」や地元の方により、増殖する活動が行われています。
     昨年度、保護増殖するため、センターの花壇にも植えられたオキナグサは、見事にきれいな花を付けてくれました。センターにお立ち寄りの際は、ぜひこの花壇のオキナグサをご覧ください。また、その奥にはミチノクフクジュソウの花畑も広がっており、見ごろは今週末までとなりそうです。春の美しい植物たちをお見逃しなく!

    オキナグサの花
    オキナグサの花
    オキナグサ
    オキナグサ
    オキナグサの花壇
    ミチノクフクジュソウ

     

    【愛鳥週間ポスターコンクール入賞作品 展示中】

    ●4月18日(木)~24日(水)の期間に、当センターレクチャーホールにて、愛鳥週間ポスター入賞作品を展示しています。ご来館の際はぜひご覧ください。

    愛鳥週間ポスターコンクール展示

     

    【参加者募集中】

    ●4月28日(日)開催の天文教室「春の星座めぐり」の参加申し込みを受付中です。プラネタリウム、望遠鏡、野外とフルコースで、解説を聞きながら六呂師高原の美しい星空を楽しむことができるとってもお得な教室です。ぜひご参加ください。

    定員40名  無料

    申し込み:4月26日(金)まで。※定員になり次第締め切ります。

     

    ≪4月20日(土)、21日(日)≫
    【プラネタリウム】
     春の星座解説と星座の物語。
     <時 間> 10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~
          (所要時間約40分)
     <星座の物語>
      午前 「かんむり座の話」
      午後 「ぶたにばけた七つ星」

     

    【週末天体観望会】※4月20日(土)のみ
     <4月のテーマ> ★夜の番人「ふくろう星雲」★
     <時 間> 19:00~21:00(時間内に観察棟までお越しください)
     ※曇・雨天時はプラネタリウムを上映します。
      また、夜はかなり冷え込みます。お越しの際は防寒の上、足元に十分にご注意ください。

  • 2019.04.12

    【四季の自然観察シリーズが始まります!】
     

     4月14日(日)より、いよいよ「四季の自然観察シリーズ」がスタートします。このシリーズでは、当センター周辺に広がる自然観察の森を、ガイドと共に歩きながら、六呂師高原の自然について詳しく知ることができる、とても楽しいプログラムです。4月から10月までの毎週日曜日(11:00~、13:15~)に、毎回違ったテーマで開催されます。
     初回のテーマは「コシアブラで遊ぼう」です。山菜の女王とも呼ばれているコシアブラは、かつてこの木の樹脂(あぶら)を絞り、こしたものを漆(うるし)のように塗料として使われていたことが名前の由来だそうです。そのため、コシアブラの枝は、皮をこすると油分によってきれいに皮が抜け、芯と皮とが分離します。さて、まだその葉をつけていないコシアブラをどのように見分けて、どのように使って遊ぶのでしょうか…ガイドさんと一緒に体験してみましょう。
     今週末は、高原の森の中を散策し、自然体験をしてみませんか。きれいな春の植物たちも皆様をお待ちしております。

    ↓四季の自然観察シリーズの様子

    【参加者募集中】

    ●4月28日(日)開催の天文教室「春の星座めぐり」の参加申し込みを受付中です。プラネタリウム、望遠鏡、野外とフルコースで、解説を聞きながら六呂師高原の美しい星空を楽しむことができるとってもお得な教室です。ぜひご参加ください。

    定員40名  無料

    申し込み:4月26日(金)まで。※定員になり次第締め切ります。

     

    ≪4月13日(土)、14日(日)≫
    【プラネタリウム】
     春の星座解説と星座の物語。
     <時 間> 10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~
          (所要時間約40分)
     <星座の物語>
      午前 「かんむり座の話」
      午後 「ぶたにばけた七つ星」

     

    【週末天体観望会】※4月13日(土)のみ
     <4月のテーマ> ★夜の番人「ふくろう星雲」★
     <時 間> 19:00~21:00(時間内に観察棟までお越しください)
     ※曇・雨天時はプラネタリウムを上映します。
      また、夜はかなり冷え込みます。お越しの際は防寒の上、足元に十分にご注意ください。

  • 2019.04.05

     4月2日、3日と雪が降ったことがうそのように、4日(木)からは、穏やかな日差しのもと、色鮮やかな春の妖精たちが美しい姿を見せてくれます。

     現在、最もピークを迎えている植物がミチノクフクジュソウ(県域絶滅危惧Ⅰ類)です。鮮やかな黄色に輝く花が、本館前学習広場の横の斜面全体を覆い、まるで魔法でもかけられたような美しさです。

    斜面に広がるミチノクフクジュソウ

     このミチノクフクジュソウは、生息域外保全のため、29年前に唯一の自生地である勝山市小原地区から十数株を移植したものです。平成の時代とともに、少しずつ分布を広げてきました。令和の時代も和かな(やわらかな)春を演出してほしいと思います。

    ミチノクフクジュソウの花と小さなハチ

     そのミチノクフクジュソウが見える歩道横には、カタクリの花も見ごろを迎えています。薄紫色の花を、茎の先端に一つ下向きに咲かせる妖艶なカタクリの姿は、ミチノクフクジュソウの黄色い花とはまた違った印象を受けます。

    ミチノクフクジュソウとカタクリの競演

     これら2つの野の花はとても近くに群落を作っていますので、センターにご来館の際は、本館前学習広場横にお立ち寄りください。

     

     春を謳歌しているのはこうした美しい花々や花に訪れる虫たちだけではありません。今回はこうした鮮やかな花々だけでなく、森の中でひっそりと咲く目立たない植物にもスポットライトを当てたいと思います。

     観察の森の中をぶらぶらと歩いていると、枝先からぶらぶらとぶら下がったものが目につきます。実はこれらもれっきとした植物の花です。下の写真はツノハシバミ(カバノキ科ハシバミ属)の花です。

    ツノハシバミの雄花序

     長く垂れ下がった黄色っぽいものは雄花の集まり(雄花序)です。

     ひとつひとつの花を拡大して見てみると、花びらはなく、花粉を蓄えた葯がびっしりついているだけで、ひたすら花粉を作って飛ばす装置のようです。

    ツノハシバミの雄花序のアップ

     一方、雌花の集まりは、こちらのイソギンチャクのような赤いものです。柱頭だけが露出し、やはり花びらはありません。

    ツノハシバミの雌花序

     ツノハシバミは雄花も雌花も、花なのにまったく華がありません。そして蜜もいい香りもありませんので、虫には見向きもされません。虫に媚びることなく、風に任せてたくさんの花粉を飛ばすことで実を結ぶのです。

     ヨーロッパのセイヨウハシバミは美味しいヘーゼルナッツとして知られますが、ツノハシバミの地味な雌花も秋にはおいしい“和製ヘーゼルナッツ”になります。今年は例年に比べかなり多くの花が咲いていますので、秋にはたくさんの実が見られるかもしれません。

     他にも、春の森ではミヤマカワラハンノキなど、ぶらぶら雄花をぶら下げた低木を見つけることができます。

    ミヤマカワラハンノキの花

     冬に葉を落とす落葉広葉樹の森では、風が運ぶ植物にとっては、まだ木々の葉が開いていない風通しの良い早春の今こそが遠く花粉を飛ばすことのできるチャンスなのです。

     綺麗な花だけでなく、時には地味な花を観察すると、植物たちの生きざまが見えてきます。