「お知らせ」カテゴリーアーカイブ
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2019.01.04
いよいよ1月5日(土)より、「冬の野鳥レストラン」が開店いたします!
開店前日には、職員一同、冬の野鳥レストランの開店に向けた準備を行いました。この日は、センターの学習広場で約30㎝ほどの積雪がありました。天候は良く、センター本館の森の学習室から見える山の斜面を職員全員で踏み固め、餌台や写真撮影小屋の設置、学習室内の設営等、さまざまな準備を気持ちよく行うことができました。開店準備は万全です。
今年度の「冬の野鳥レストラン」はリニューアルしたポイントが2カ所あります。
①2つの新しい餌台を作製
餌台1 餌台2 窓のすぐ近くに新しい餌台(手作りです)を設置しました。この餌台の中には現在ピーナッツの粉が入っており、台の底板に餌が出てくる設計になっています。この新しい餌台がお客さんで大繁盛すれば、皆さんのすぐ目の前でたくさんの野鳥を見ることができます。我々職員もとても楽しみです。
②撮影小屋をリニューアル
撮影小屋 中の様子 野鳥の迫力ある写真を撮りたい方へ、この写真撮影小屋を設置しています。昨年度と比べパワーアップしたところは、小屋の中に床板を取り付けたことです。上の写真のように椅子も並べることができ、より安全で安定した環境で撮影ができます。
さて、明日からは、この「冬の野鳥レストラン」により多くの野鳥が来店してくれることでしょう。もちろん、野鳥を見に来る皆さまのご来館も、首を長くしてお待ちしております。
冬の野鳥レストラン ヤマガラ -
2018.12.20
≪年末年始のお知らせ≫
【年末年始の休館日について】
当センターは平成30年12月28日(金)~平成31年1月4日(金)の間、休館とさせていただきます。利用者のみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。なお、1月5日(土)からは通常通り開館いたします。【1月5日(土)より「冬の野鳥レストラン」開店!】
毎年、大好評をいただいている「冬の野鳥レストラン」は、1月5日(土)より開店いたします。近くでじっくりと観察することが難しい野鳥ですが、冬の野鳥レストランでは、あたたかい室内からエサ台に集まるたくさんの野鳥を間近で観察できます。年の初めに、可愛らしい野鳥を見にいらっしゃいませんか。
●どんな野鳥が来るの?
野鳥のレストランでは、平成18~29年度までに42種の野鳥が記録されています。その中でも常連さんは、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラなどのカラ類、コゲラ、アカゲラ、オオアカゲラなどのキツツキ類、ヒヨドリや カケスです。時には、小鳥を狙うハイタカが現われたり、野鳥ではありませんがリスが常連さんになってくれる時もあります。
●どうやって観察するの?見どころは?
暖かい室内から、窓越しに野鳥を観察します。野鳥は窓のすぐ近くまでやって来るので、肉眼で観察できます。小鳥がヒマワリのタネをくわえて、中身を上手に取り出す様子を、間近で見ることができます。 屋外に小型マイクを設置してあるため、タネをくちばしでつつく音や鳴き声も聞こえます。
●野鳥ガイド
期間中の日曜日、祝日の10:00~15:00は、福井県自然観察指導員による野鳥ガイドを開催します。鳥の名前や習性 について詳しく聞くことができます。【観察棟の閉館について】
1月~2月は、積雪に伴う危険回避のため、観察棟は閉館となります。そのため、プラネタリウムや週末天体観望会は休止とさせていただきます。ご了承くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。なお3月からは、積雪の状況を見ながら開館する予定です。【冬の星空ガイド】(土・日・祝日のみ)
プラネタリウムに代わり、冬の星空解説や星座の物語を上映します。冬の夜空は最も一等星が多く昇り、とても豪華な星空が楽しめる季節です。ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバランの7つの一等星や、その付近の星座を中心に星空をガイドします。参加された方には、冬の星座のしおりや誕生日星空シートをプレゼントします。
<物 語> 「オリオン座の話」
<場 所> 本館2階 会議室
<時 間> ①11:00~ ②14:00~ ③15:00~
(所要30分程度) -
2018.12.14
【ウィルタネン彗星の接近】
今週は、県内の低い山も一面雪化粧をし、いよいよ本格的な冬の到来となりました。
さて、やって来たのは雪だけではありません。今月は、久しぶりに観察しやすい彗星がやって来ます。名前を「ウィルタネン彗星」と言い、1948年1月にウィルタネン氏(アメリカ)が発見した公転周期約5.4年の彗星です。12月中旬に地球と太陽に接近するため、その前後のころに最も明るくなり、さらに見かけの動きも速くなって星座の中をどんどん動いていきます。夕方5時頃、東の空から昇る「おうし座」を北上していき、夕方から未明ごろまで見えるようになります。このころが明るさのピークで、4等星台前半から3等星台後半まで明るくなる見込みです。2等星の北極星よりも明るさは落ちますが、街明かりの少ない郊外まで行けば、肉眼でもなんとか見つけられると予想されます。これだけだと暗い彗星…のように感じますが、明るさが4等星程になる彗星は2015年11月以来で約3年ぶりです。16日前後にはプレアデス星団(すばる)と接近するので、月明かりはあるものの、双眼鏡での観望や写真撮影の絶好のチャンスとなるでしょう。
ウィルタネン彗星は12月の後半になると、夕方4時半頃、北東の空から昇る「ぎょしゃ座」から北の方角へと動いていき一晩中見えるようになります。ゆっくりと減光していきますが、年末の時点でも5等星台の明るさになると予想されます。
自然保護センターでは15日(土)の午後7時から9時に「週末天体観望会」を実施します。今月の観望会テーマは「すばる」です。ウィルタネン彗星は午後8時頃、東の空、高度約60°におうし座のプレアデス星団(すばる)に接近します。天候が良ければ、プレアデス星団(すばる)を小望遠鏡で、ウィルタネン彗星を80㎝反射式望遠鏡で観察する予定です。
さらに、先月11月8日には、日本の藤川氏と岩本氏が新彗星を発見したニュースもありました。この新彗星は、マックホルツ・藤川・岩本彗星と名付けられ、現在は夕方の西の空の低空に見えるそうです。ただし、こちらは7~9等星級の上に低空のため、見つけるのはとても難しいようです。
明るい彗星を見ることができるのは今だけです!今週末は、暖かい服装をし、双眼鏡やカメラを持って、六呂師高原まで遊びに来られてはいかがですか。ウィルタネン彗星H30.12.10 プレアデス星団(すばる) ≪お知らせ≫
県内屈指の夜空の暗さを誇る六呂師高原では、冬のダイヤモンドと呼ばれる7つの一等星(ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン)や天の川をはじめ、美しい星たちが空いっぱいに広がっています。
しかし、この星空は本当に美しい星空と言い切れるのでしょうか。現在の日本は都市化が進み、いたる所で電灯の光(光害)が溢れています。今まできれいな星空を見ることのできた地域でも、その光害が夜空を明るくすることで、その環境が今後失われていく可能性があります。この星空環境を守るために、今我々にできることは何でしょうか。
この講演会では、福井工業大学の中城智之教授が、どうしたらこの美しい星空を残していけるかについて、地域活性化の観点も含めて、参加者の方々と対話をしながら講演します。
日時:12月23日(日)
場所:福井県立図書館(多目的ホール)
参加申込:12月20日までにセンターまでTELかFAXかメール
参加無料、定員120名
【年末年始のセンター休館日について】
平成30年12月28日(金)~平成31年1月4日(金)まで休館とさせていただきます。利用者のみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。なお、1月5日(土)からは、通常通り開館いたします。
12月15日(土)
★観察棟
※曇・雨天時は彗星の話やプラネタリウムの上映をします。また、積雪がある場合は、観察棟までの階段がたいへん危険になるため、プラネタリウムと週末天体観望会は中止とさせていただきます。どうかご了承ください。
【週末天体観望会】 ★枕草子に出てくる天体「すばる」をみよう★
プレアデス星団 開催時間 19:00~21:00 (20:45までには観察棟にお入りください。)
※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
12月15日(土) 16(日)
★観察棟
【プラネタリウム】冬の星座番組
冬の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
昼天観望会 15:15~16:00
≪星座の物語≫ 午前 「ふたご座の話」
午後 「天の狩人オリオンの話」
天の狩人オリオン -
2018.12.01
2月28日(木)をもちまして、H30年度の「冬の野鳥レストラン」は閉店させていただきました。
毎年、冬季の間、大好評をいただいている「冬の野鳥レストラン」を、平成31年の1月~2月に開店します。近くでじっくりと観察することが難しい野鳥ですが、冬の野鳥レストランではあたたかい室内から、エサ台に集まるたくさんの野鳥を間近で観察できます。年の初めに、可愛らしい野鳥を見にいらっしゃいませんか。
●どんな野鳥が来るの?
野鳥レストランでは、平成18~29年度までに42種の野鳥が記録されています。その中でも常連さんは、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラなどのカラ類、コゲラ、アカゲラ、オオアカゲラなどのキツツキ類、ヒヨドリや カケスです。時には、小鳥を狙うハイタカが現われたり、野鳥ではありませんがリスが常連さんになってくれる時もあります。
ヤマガラ オオアカゲラ ニホンリス ●どうやって観察するの?見どころは?
暖かい室内から、窓越しに野鳥を観察します。野鳥は窓のすぐ近くまでやって来るので、肉眼で観察できます。小鳥がヒマワリのタネをくわえて、中身を上手に取り出す様子を、間近で見ることができます。 屋外に小型マイクを設置してあるため、タネをくちばしでつつく音や鳴き声も聞こえます。
●野鳥ガイド
期間中の日曜日、祝日の10:00~15:00には、福井県自然観察指導員による野鳥ガイドを開催します。鳥の名前や習性 につ いて詳しく聞くことができます。
●団体のお申込み(個人の場合の申し込みは不要)
10人以上の団体の場合は、自然保護センターに前日までに電話等でお申し込みください。
(電話での受付は月曜日と祝日の翌日を除く 9:00~17:00)
電話: (0779)67-1655
FAX: (0779)67-1656
E-mail : sizen-ci@pref.fukui.lg.jp
共催:福井県自然観察指導員の会
協力:日本野鳥の会福井県
「冬の野鳥レストラン」News! ※リンクをクリック
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2018.11.23
≪本館の休館日のお知らせ≫
自然保護センター本館は、11月24日(土)~30日(金)の間、燻蒸作業(館内の動物剥製や植物標本などの保護作業)のため、休館とさせていただきます。利用者のみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。なお、12月1日(土)からは、通常通り開館いたします。
一方、本館休館中も観察棟におきましては、24日(土)・25日(日)のプラネタリウムと昼の天体観望会、24日(土)夜の週末天体観望会は、通常どおり開催します。
プラネタリウムは、今週から冬の番組に切り替わりました。これからの季節は「冬のダイヤモンド」と呼ばれる7つの一等星(ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン)が夜空に昇り、1年を通し一等星が最も多く見えるときであり、とても豪華な星空を演出します。プラネタリウムでは、これらの一等星を含む星座や、星座にまつわる神話等をご紹介します。
週末天体観望会では、テーマとする天体以外にも、きれいな天体についても観望します。今週末は満月に近い月が見ごろとなる他、アンドロメダ銀河、火星等も口径80cm巨大反射式望遠鏡と4台の普通望遠鏡でご覧になることができます。
本館は休館ですが、今週末はセンター観察棟にぜひお越しください。
満月 プラネタリウム ≪お知らせ≫
県内屈指の夜空の暗さを誇る六呂師高原では、冬のダイヤモンドと呼ばれる7つの一等星(ベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン)や天の川をはじめ、美しい星たちが空いっぱいに広がっています。
しかし、この星空は本当に美しい星空と言い切れるのでしょうか。現在の日本は都市化が進み、いたる所で電灯の光(光害)が溢れています。今まできれいな星空を見ることのできた地域でも、その光害が夜空を明るくすることで、その環境が今後失われていく可能性があります。この星空環境を守るために、今我々にできることは何でしょうか。
この講演会では、福井工業大学の中城智之教授が、どうしたらこの美しい星空を残していけるかについて、地域活性化の観点も含めて、参加者の方々と対話をしながら講演します。
日時:12月23日(日)
場所:福井県立図書館(多目的ホール)
参加申込:12月20日までにセンターまでTELかFAXかメール
参加無料、定員120名
県民参加型「赤とんぼ調査」は、調査期間が11月中旬ごろまででしたが、今年は暖かい日が多く、まだ赤とんぼが飛んでいます。一方で、自然保護センターの周りでは11月23日に初雪が降りました。いよいよ冬の到来です。秋の深まりとともに見られなくなる赤とんぼは、いつごろまで見られるでしょうか。まだ見かけられた方は、お気軽にご報告ください。
また、これまでご報告いただきた方には、心より御礼申し上げます。皆さまからいただいた調査資料は、今後センターで取りまとめ、改めてご報告させていただきます。
11月24日(土)
★観察棟
週末天体観望会 ★アンドロメダ座の二重星「アルマク」の色の違いをみよう★
アルマク 開催時間 19:00~21:00 (20:45までには観察棟にお入りください。)
※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
11月23日(金祝) 24日(土) 25(日)
★観察棟
【プラネタリウム】冬の星座番組
冬の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
昼天観望会 15:15~16:00
≪星座の物語≫ 午前 「ふたご座の話」
午後 「天の狩人オリオンの話」
天の狩人オリオン -
2018.11.16
“奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき”
突然ですが、こちらは百人一首でもおなじみの猿丸太夫の歌です。秋の奥山でシカのオスがメスを呼ぶ姿に、離れた女性を想う男心を重ねて詠んだと言われています。
実際、秋になるとニホンジカ(以下、シカ)は繁殖期を迎え、それまでメスの群れとは別に生活していたオスたちは、甲高い声でメスにアピールします。平安の人々にとっては、この歌の意味を理解できるほどシカの繁殖生態は一般的だったことに驚くと同時に、現代は自然との距離が離れてしまったということを思い知らされます。
ところで、最近は、シカが増え、六呂師高原でも秋にはしばしば鳴き声を耳にするようになりました。シカは森林だけでなく良質な餌場となる草原が入り混じった環境を好みます。森林はもちろん、牧場という広大な草原がある六呂師高原は、雪が降るまでは正に楽園のような場所です。
秋、夕方の牧場では、メスの群れに交じってたくましいオスが堂々とハーレムを築いている様子を観察できます。
10月7日17:51 奥越高原牧場にて 自然観察の森に設置したセンサーカメラには、秋になるとそれまでほとんど写らなかった立派な角のオスが頻繁に写るようになりました。まずは、「どんぐりの小径」に仕掛けたカメラの映像です。
あっちへ行ったり・・・
2018年10月23日7:05 こっちに来たり・・・
2018年10月24日19:57(夜間は白黒で写ります) 立派な角のオスが頻繁に写りました。
この場所では6月からカメラを設置しています。8月終わりまでの3ヵ月間はオスはたった1回(メス3回)しか写りませんでしたが、9月以降の2ヶ月半の間には12回もオスが写りました(メス0回)。 ※あくまで撮影回数で頭数ではありません。
続いて「アプローチ歩道」と獣道との交差点の映像です。牧場と森をつなぐ獣道は、イノシシやツキノワグマも利用しますが、秋はシカのオスが最も頻繁に利用していました。
2018年10月20日5:48 ちなみに今回紹介したオスたちは、角が4つに分岐しているのがわかります。シカは成長とともに分岐数が多くなり、4尖のものは4歳以上といわれています。シカは2歳以上で繁殖能力を持つので、皆立派な成獣です。
ここでは若い個体を含むメスの群れも写りました。
2018年10月23日16:48 六呂師高原周辺での具体的なシカの生息頭数は不明ですが、複数の個体が見られ、増えやすい状況にあることは間違いありません。
現在、増えすぎたシカによる農林業や生態系への被害も問題になっています。自然保護センターでは、希少な植物の宝庫である池ヶ原湿原での生態系被害の現状について調査中です。このお話はまたの機会にしたいと思います。
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2018.11.16
≪お知らせ≫
【天文講演会「美しい星空環境を守るには?」の参加者募集】
福井の星空は、今は国際的に誇れる美しさを維持しています。しかし、人間による開発や気候変動によって環境が変化し、今後その美しさも失われていくかもしれません。この講演会では、福井工業大学の中城智之教授が、どうしたらこの美しい星空を残していけるかを、地域活性化の観点も含めて、参加者の方々と対話をしながら講演します。
【日本の原風景「赤とんぼ」を見つめ直すプロジェクト】
自然保護センターでは、身近な生き物を見つめ直す機会をご提供するため、これまで2回の赤とんぼを対象とした県民参加型調査を行ってまいりました。
そして今秋、7年ぶりに3回目の県民参加型赤とんぼ調査を行います。身の周りで赤とんぼを見つけられた方は、ぜひ自然保護センターにご報告してください!
【11月末センター臨時休館】
自然保護センター本館では、展示および保管している動物剥製および植物標本などの保護のため燻蒸作業を行います。そのため、センター本館は11月24日(土)~30日(金)までを臨時休館とさせていただきます。利用者のみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。
11月17日(土)
★観察棟
週末天体観望会 ★アンドロメダ座の二重星「アルマク」の色の違いをみよう★
アルマク 開催時間 19:00~21:00 (20:45までには観察棟にお入りください。)
※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
11月17日(土) 18(日)
★観察棟
【プラネタリウム】秋の星座番組
秋の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
昼天観望会 15:15~16:00
≪星座の物語≫ 午前 「みずがめ座の話」 午後 「ペルセウスの冒険」
ペルセウスの冒険 -
2018.11.08
【晩秋の夜空を眺めよう】
日暮れがずいぶん早くなり、仕事帰りに夜空を眺める人も多くなってきたのではないでしょうか。
現在も夕暮れ後の南の空には、赤く輝く火星が目立ってます。また、11月11日から16日頃の南西の空では、月が土星と火星に近づきます。11日の19時までは土星の横に三日月が、16日の23時頃までは火星の横に月齢9の上弦の月が接近します。キラッと輝く惑星と月齢の若い月のコラボレーションは、秋の静かな夜空のイメージにぴったりでとても綺麗です。
11月からは、流星を探すのもよいでしょう。13日には、「おうし座北流星群」が極大になると予想されています。8日が新月でしたので、この週末には観察に丁度良い流星群です。ひと際明るい流星(火球)の割合が高く、1つでも大きな流星を目にできればとても印象に残るはずです。ただ、出現数はあまり多くはありません。1時間に10個も流星を見られればよい方ですから、防寒対策をして、のんびりと時間をかけて探してみましょう。
2001年に日本で流星雨となって見られた「しし座流星群」もすっかり出現数が少なくなりましたが、18日に出現数が極大になるとみられています。こちらも時間をかけて探してみると、おうし座流星群と同じく、もしかすると火球が見られるかもしれません。
流星群はその星座を放射点とし、あらゆる方向に流れるものです。その星座だけでなく、その星座のある方角全体をぼんやり眺めましょう。おうし座は午後7時頃に東の空から、しし座は真夜中の1時頃から登ってきます。
自然保護センター観察棟では、12月末まで週末天体観望会(毎週土曜19:00~21:00)を実施しています。望遠鏡で見ごろな天体を眺めたり、天文リーダーや職員と天体についてお話することもできます。たくさんの星たちと皆さまのご来館をお待ちしております。
≪お知らせ≫
【日本の原風景「赤とんぼ」を見つめ直すプロジェクト】
自然保護センターでは、身近な生き物を見つめ直す機会をご提供するため、これまで2回の赤とんぼを対象とした県民参加型調査を行ってまいりました。
そして今秋、7年ぶりに3回目の県民参加型赤とんぼ調査を行います。身の周りで赤とんぼを見つけられた方は、ぜひ自然保護センターにご報告してください!
【11月末センター臨時休館】
自然保護センター本館では、展示および保管している動物剥製および植物標本などの保護のため燻蒸作業を行います。そのため、センター本館は11月24日(土)~30日(金)までを臨時休館とさせていただきます。利用者のみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。
11月10日(土)
★観察棟
週末天体観望会 ★アンドロメダ座の二重星「アルマク」の色の違いをみよう★
アルマク 開催時間 19:00~21:00 (20:45までには観察棟にお入りください。)
※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
11月10日(土) 11(日)
★観察棟
【プラネタリウム】秋の星座番組
秋の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
昼天観望会 15:15~16:00
≪星座の物語≫ 午前 「みずがめ座の話」 午後 「ペルセウスの冒険」
ペルセウスの冒険 -
2018.11.02
ここしばらくの冷え込みにより、白山からは雪の便りも届き、間もなく県内の山も雪化粧となりそうです。六呂師高原の最上部に位置する池ヶ原湿原では、夏に私たちを楽しませてくれた草花は葉を落とし、種を飛ばし、すっかり冬支度です。
種を飛ばしたカキラン 11月は私たちにとっても冬支度に追われる季節です。雪国福井の冬支度と言えば、とくに奥越では家屋等の雪囲いが欠かせません。実はここ池ヶ原湿原に生えるヨシは、江戸時代の1686年以降、雪囲いに用いるヨシズの材料として重宝されてきたことが地域の史誌に記録されています。この地域には、冬を前に堅く育ち軽いヨシを利用し雪に備えるという自然のリズムの中で生きる暮らしがあったのです。こうした暮らしは昭和の半ばまで続いたようですが、合成樹脂の波板など便利な物が登場とともにヨシズの役目は終わりました。
こうした時代の変化により池ヶ原湿原では、ヨシ刈りは行われなくなり、開発の影響なども相まってハンノキなどの樹木やヨシが過度に生い茂り、明るく貧栄養な環境を好む植物が絶滅に瀕する状態となってしまいました。そこで10年前からは、ミズチドリやトキソウなど希少な植物を保全するため様々な活動が行われてきました。
この保全活動の一環として、池ヶ原湿原保全・活用協議会では、毎年一般参加型のヨシ刈り活動を開催しています。先月20日に開かれた今年の活動には47名のご参加があり、地元企業や関係団体からだけではなく、自然が好きな方々などの新しい顔ぶれもありました。
心配した雨も降らず、曇り空の下のヨシ刈り 実はこの活動、ヨシを刈るだけならまだ楽なのですが、ハンノキの芽生えや稚樹の除去も必要で、これが結構大変です。可能な限り抜き取るのですが、根っことの綱引きは非常に骨が折れます。結局綱引きに負けて、萌芽しないことを願いながらハサミで切ることになってしまうこともありました。ただ無理をしては、こういう活動は長続きしません。『おしゃべりしながら楽しく安全に』が基本です。あっという間の1時間程で予定の範囲の刈り取と運び出しを終え、大勢の力の偉大さを実感する活動となりました。
そして先日11月2日には、地元平泉寺小学校児童や地域の皆さんによるヨシ刈りも行われました。低学年の児童らは元気いっぱい楽しみながら、ベテランの中・高学年は慣れた手つきで頼もしい限りでした。
元気にヨシを刈る平泉寺小学校の児童たち これらの活動で集めたヨシは和紙の原料として有効利用するため、ヨシ紙製造のノウハウをお持ちの越前市の山田兄弟製紙さんに運搬させて頂きました。来年の活動では、皆さんにヨシ紙製品を配ることができないか検討しています。乞うご期待です!
今後もこうした活動が続き、希少な植物と地域の文化が守り伝えられることを願うばかりです。
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2018.11.02
≪お知らせ≫
【日本の原風景「赤とんぼ」を見つめ直すプロジェクト】
自然保護センターでは、身近な生き物を見つめ直す機会をご提供するため、これまで2回の赤とんぼを対象とした県民参加型調査を行ってまいりました。
そして今秋、7年ぶりに3回目の県民参加型赤とんぼ調査を行います。身の周りで赤とんぼを見つけられた方は、ぜひ自然保護センターにご報告してください!
11月2日現在、71件の情報提供をいただきました。ご報告いただいた方には、心より御礼申し上げます。また、赤とんぼは11月中旬まで見られますので、さらなる情報のご報告をお待ちしております。
11月3日(土祝)
★観察棟
特別観望会 ★アンドロメダ大銀河と天王星・海王星をみよう★
太陽系の中でも外側にある天王星と海王星や、銀河の女王と呼ばれるアンドロメダ大銀河を口径80cmの巨大望遠鏡で観望します。「見上げてゴロン、夜の星を」コーナーでは、秋や冬の星座解説や、スバルなどの星団を観望します。
アンドロメダ大銀河 開催時間 19:00~21:00 (20:45までには観察棟にお入りください。)
※夜はかなり冷え込みますので、十分にあたたかい服装で、お越しください。
11月3日(土祝) 4(日)
★観察棟
【プラネタリウム】秋の星座番組
秋の星座解説と星座の物語。
10:00~ 11:00~ 13:30~ 14:30~(所要時間約40分)
昼天観望会 15:15~16:00
≪星座の物語≫ 午前 「みずがめ座の話」 午後 「ペルセウスの冒険」
ペルセウスの冒険