◆今週末のイベントと自然情報 3月10日~11日

【六呂師高原でもマルバマンサクが咲きました!

 春先に他の花に先駆けて咲くことで知られる「マルバマンサク」が六呂師高原でも花開きはじめました。一時期は3m近くあった六呂師の積雪も1mにまで減りました。南側を向いた斜面では土が見える部分が増え、春を待っていた野草の若葉が顔を出しています。今年は特に雪深かった六呂師にも、いよいよ春がやってこようとしています。

 

六呂師でも花開きはじめたマルバマンサク(3月7日撮影)
すぐ隣のマルバマンサク。こちらのつぼみはまだ開いていませんが、かなり膨らんでいます。
マルバマンサクの花。面白い形をしています。黄色で細長い部分が花弁。紫の部分が萼、雄しべが4本あり、その中央に雌しべがあります(写真では見えづらいです)。
左は開きかけたつぼみ。中に黄色い花弁がリボンのように巻いて収納されています。右のようにつぼみが開くと細長いか弁が外に出ます。

 

 マルバマンサクの花を探している途中で、面白いものを見つけたのでご紹介します。

 一つ目はファミリー広場(馬取池の前にある広場)のアカマツの大木です。今年の大雪で随分と枝が垂れ下がっています。木の下をよく見ると、マツボックリがたくさん落ちていて、マツボックリがバラバラに分解されたものも大量に落ちています。だれがこんなことをしたのでしょう。

 

ファミリー広場にあるアカマツ。大雪の影響で枝が垂れ下がっています。
枝にはマツボックリがいっぱいついています。
アカマツの木の周りには、マツボックリの鱗片がバラバラにされたものがいっぱい散らばっています。

 バラバラのマツボックリをじっくりとみると、エビフライのようなものが見つかります。このホームページでも何回か紹介していますが、これはリスがマツボックリの中の種子を食べた痕です。かなりたくさん落ちていましたが、何匹のリスがいるのでしょう。誰もいない森の中、雪の上でマツボックリをいっぱいかじるリスの姿を思い浮かべると、ほほえましい気持ちになります。

 

リスがつくったエビフライ。松の木の下に何十、何百と落ちています。

 

 2つ目は馬取池から観察棟へと続く歩道沿いの木です(種名は分かりませんでした)。この木も雪で垂れ下がっており、枝先がまだ雪の下にあります。枝の樹皮が下から1m50cmの高さまではがされています。いったい誰がこんなことをしたのでしょう。

 

樹皮がはがされた木(種は不明)。近くで見ると細く鋭いものでげずりとっ多様な跡が見えます。
下を見るとコロコロとした丸い糞が沢山落ちています。

 木の下を見ると直径1~2cmくらいの丸い糞がたくさん落ちていました。これはウサギの糞です。つまり、ウサギがエサとして樹皮を食べ、そしてその場で糞をしているのです。

 ここでもう一つ疑問が浮かびます。ウサギは1m50cmもジャンプをして樹皮を食べたのでしょうか。ジャンプが得意なウサギでも、そんなことは流石にできません。実は数週間前までは1m50cm上の高さまで雪があったのです。そして、雪が融けて雪面が下がるにつれウサギが樹皮を食べ続けた結果、こんな木ができあがりました。

 雪が降る時期にはこのような動物の生活の痕は全て隠されてしまいますが、雪解けのこの時期に森を歩くとこのような発見がたくさんあり、楽しいものです。

 

 冬の野鳥レストランの様子を少しお伝えします。春が近づき暖かくなってきたので、森の中に野鳥のエサが増えてきているのか、野鳥レストランを訪れる野鳥の数は少なくなってきています。ただ、野鳥の種類に大きな変化はなく、キツツキの仲間も相変わらず顔を見せてくれますし、リスも時々現れます。これまで来ていなかった野鳥が見られる時期でもありますので、まだまだ楽しむことができます。皆様のお越しをお待ちしています。

 

今週撮影した一枚。1本の木にオオアカゲラが2羽とまっています。上がメス、下がオスです。

 

お知らせ

※積雪が多いため3月一杯まで冬の野鳥レストランの期間を延長することが

 決定しました。(3月からはガイドの実施はありませんのでご注意ください)

 

※積雪により観察棟が使用できません。

 大変申し訳ありませんが、プラネタリウムや週末天体観望会は休止します。

 3月17日より再開予定です。

 

※保護中のニホンリスの公開が野外復帰に向けたリハビリのため、

 午前中のみ(10:00~)となりました。 ご了承ください。

 

 

3月10日(土) 3月11日(日)

●本館

 大好評!【冬の野鳥レストラン】

 近くでじっくりと観察することが難しい野鳥ですが、冬の野鳥レストランではあたたかい室内からエサ台に集まるたくさんの野鳥を間近で観察・撮影できます。お子さんは野鳥をモチーフにした壁飾り作りもできます(無料)。

<日 時>1月5日(金)~3月31日(土)の開館日

     9:00~17:00

     3月はガイドは実施ません。ご注意下さい。

<場 所> 本館2階 森の学習室

 

※積雪が多いため、3月一杯まで冬の野鳥レストランの期間を延長することが決定しました!春が近づいてくると、レストランにホオジロ、ミヤマホオジロ、アトリなどこれまでとは違う野鳥が訪れることもあります。野鳥ファンの皆様、お楽しみにして下さい。

 

 特別展【奥越地方の野鳥と獣たち】

 

 奥越地方に生息する野鳥と獣たちを迫力の写真やはく製でご紹介します。

 

オオルリ

 写真展示では夏鳥・冬鳥・留鳥・旅鳥・冬の野鳥レストランの訪問鳥などを取り上げています。また、はく製展示ではイノシシやツキノワグマなどの獣たちや猛禽類を展示しています。中でも2017年に寄贈されたヤマドリを捕えたクマタカのはく製は大迫力で必見です。

  また「写真投稿コーナー」を設置しています。みなさまが撮影された野鳥の写真を掲示させていただきますので、とっておきの一枚をぜひご提供ください。

 

 <場 所> レクチャーホール

 <時 間> 9:00~17:00 

 

【保護中のリスのエサやりを公開します!】

 ※土日だけではなく開館日には公開します。

 現在、保護飼育中のニホンリスのエサやりを公開します。手を器用に使って、松ぼっくりやクルミなどのエサを食べる愛らしい様子をご覧になることができます。

 

工作室の大きなケージでクルミを食べるニホンリス。最近、クルミを自分で割って食べることができるようになりました。ただ、割り方はまだ上手ではなく、クルミに穴をあけて食べている状態です。野生のリスはクルミを真っ二つに割って中身を食べます。

 <場 所> 工作室

 <時 間> 10:00~ 

 ※野外復帰にむけたリハビリのため、公開は午前中のみとなりました。

   ご了承ください。       

 

 ◆保護飼育中のニホンリスについて◆

 2017年9月23日に福井市の文殊山の登山口で衰弱して地面にうずくまっているところを発見され、翌日センターまで届けられました。発見時は生後2か月の幼獣(オス)で、乳離れして間もない時期でした。犬用の粉ミルクやナッツなどを与えて元気を取り戻しましたが、まだ自力で自然のエサを得ることができません。ニホンリスは山林に生息していますが、実物を見る機会は少ないです。センターではこの機会に実物のニホンリスをみなさまに見ていただくことを通して、身近な自然にもリスが生息していることを知っていただき、自然や命の大切さを実感していただきたいと考えております。

【冬の星空ガイド】

 

 冬の星空解説や星座の物語を上映します。冬は星空の美しい季節です。星空ガイドを見れば、冬の星座を見分けることができるようになります。

 物語 「エリダヌス座の話」

 参加者には、冬の星座のしおりをプレゼントします。

 <場 所> 本館2階 会議室

 <時 間> ①11:00~ ②14:00~ ③15:00~

        (所要 30分程度)

★観察棟 ※積雪により観察棟が使用できません。

       プラネタリウムや週末天体観望会は休止します。

         3月17日より再開予定です。