六呂師高原花便り

今回は、今週見ごろを迎えた六呂師高原の花々を簡単に紹介します。

 

まずは池ヶ原湿原です。

ただいま池ヶ原湿原では、トキソウが見ごろをむかえています。

トキソウは小さなラン科の植物です。

福井県では生育地は少なく、レッドデータブックでは県域絶滅危惧Ⅰ類に記載されています。

トキの羽色の様な薄いピンク色と大変かわいらしいたたずまいが人気です。木道にしゃがみ込んでラン特有の複雑な花のつくりも観察してみてください。

   
 池ヶ原湿原のトキソウ  複雑な構造のトキソウの花

良い写真を撮るためには、つい花に近づきたくなりますが、撮影の際は絶対に木道を外れ、湿原に踏み込まないようお願いします!

 

池ヶ原湿原では、同じくラン科のミズチドリ(県域絶滅危惧Ⅰ類)もつぼみがちらほら確認できるようになりましたが、満開は月末になりそうです。

開花の時を待つミズチドリのつぼみ

毎週土曜の池ヶ原湿原ガイドでは、ガイドの先生がとっておきの湿原情報をご案内しますので、ぜひご参加ください!

次回は6月16日の11時~と13時15分~の2回です。開始時間までに奥越高原牧場となりの池ヶ原湿原駐車場にお越しください。

 

 

つづいて自然保護センター周辺の自然観察の森です。

自然観察の森では、神明山を中心にササユリがたくさん開花しています。

甘い香りと大きな美しい花には、うっとりと魅了されてしまいます。

神明山のササユリ

神明山では、コアジサイやシソバタツナミも見頃です。

神明山山頂へは、自然保護センター本館から徒歩15分ほどです。

自然観察の森の周辺にはクマなどの野生動物も生息しています。センター本館ではクマ鈴をお貸ししていますので、観察の際はお立ち寄りください。

神明山山頂で見られるシソバタツナミ

 

さて、六呂師高原の各所では、黄色い美しい花も咲いていました。

この植物はオオキンケイギクという名前で、実は北アメリカ原産の外来植物です。

非常に繁殖力が強く、在来の植物を駆逐し、生態系に悪影響を与える恐れがあることから、環境省により『特定外来生物』に指定され、栽培や運搬が禁止されています。

 

6月13日は職員3名で南六呂師集落内のオオキンケイギクを除去しました。

藪に分け入り根っこから取り除きます 根こそぎ取り除かれたオオキンケイギク

 

Before After

一見、きれいに除去できたように見えても採り逃した小さな株が次々と花を咲かせるので、採っても採ってもモグラたたきのような戦いが続きます。。。

ですが諦めたらおしまいです。六呂師高原の自然を守るため、今後も継続的に除去を行っていきたいと思います。

ギザギザの黄色い花びらが特徴です

読者の皆さんもこの花にピンと来たら駆除にご協力をお願いします!

駆除方法には注意点もありますので下の環境省作成のチラシをご確認ください。

 

環境省チラシ表面 環境省チラシ裏面