6月の天文情報(令和2年度)

6月の主な天文現象

4日(木) 金星が内合  水星が東方最大離角
5日(金) 芒種
6日(土) 〇満月(半影月食)
10日(水) 入梅
13日(土) ◑下弦
14日(日) 火星が西矩
18日(木) 水星が留
21日(日) ●新月 夏至 部分日食
24日(水) 海王星が留
25日(木) 金星が留
26日(金) ◐上弦

 

6月のトピック&見ごろな天体

※週末天体観望会 を午後19:30~21:30に開催しています。

 観察棟最終入館時間は、21:15です。

★トピック★

 21日は夏至です。一年で最も日暮れが遅く、日の出が早い日がしばらく続きます。そんな夏至の日の夕方には、大きく欠ける部分日食が見られます。また、6日の明け方には、半影月食もあります。
 6月はいよいよ入梅の季節。晴れ間はとても貴重な時間になります。9日未明の月・木星・土星の集合、13日深夜の月と火星が並ぶ日、そして半影月食や部分日食の時には、雨が降らないように祈るばかりです。

 

★水星

 日の入り後の西の低い空に見え、4日に東方最大離角となります。1日から13日の明るさは、0.2等~1.4等。

★金星

 日の入り直後の西の低い空に位置していますが4日に内合となり、以後は日の出前の東の低空に位置するようになります。月末頃-4.4等。

火星

 日の出前の南東の空に見え、明るさは、0.0等~-0.5等。

★木星

 真夜中、南東から南の空に見え、明るさは、-2.6等~-2.7等。

★土星
 真夜中、南東から南の空に見え、明るさは、0.4等~0.2等。

★天王星

 明け方の東の空に見えます。

★海王星 

 13日に西矩となり、明け方の南の空に見えます。

★見ごろな天体★

惑星(地球と同じように太陽の周りを回る星)…木星 土星
散開星団(若い星の集まり)…M44(かに座)、IC4665、NGC6633(へびつかい座)
球状星団(年老いた星の集まり)…M3(うしかい座)、M13(ヘルクレス座)
星雲(宇宙のちりやガスの集まり)…NGC6572(へびつかい座)
銀河(何千億個もの星の集まり)…M51子持ち銀河(りょうけん座)、M64ブラックアイ銀河(かみのけ座)、M104ソンブレロ銀河(おとめ座)
恒星(太陽の仲間)…アルクトゥルス、スピカ

 

6月15日 21時ごろの南の空(六呂師)

 

6月15日 21時ごろの北の空(六呂師)